ヨハクの祈り
みぃ
ヨハクに綴る
尊き みそら
はるかなる 時
枝分かれしてゆく
それぞれの道
あの日 見つけた
キミの笑顔
ときおり 哀しく
なれど どこまでも やさしい
ヨハクに描こう
一年が過ぎ去る
カレンダーは さいごの一頁
静かに朝を むかえて
窓に広がる冬の空は
吸い込まれるほどに 高く透き通っている
あの日流した涙も
誰かと分かち合った 震えるほどの喜びも
すべてはこの冷たく澄んだ空気の中に溶け
真っ白なキャンバスへと 還っていく
振り返れば 足跡は決して真っ直ぐではなかったけれど
迷い、立ち止まり、それでも歩みを進めた日々のすべてが
今の私を彩る かけがえのない光だった
めくる指先に かすかに
名残惜しさを醸して
私はそっと 新しいインクを浸す
まだ誰も知らない まっさらな明日
そこには どんな光を描こうか
どんな優しさを 言葉に宿そうか
最後の一行を書き終えたとき
世界はまた 新しい産声を上げる
「ありがとう」という祈りを込めて
新たなる 物語の続きを 綴り始める
寒さで 悴む 手指に
馴染むよ
ヨハクの祈り みぃ @miwa-masa
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