7人目 メリア
おや、月明かりの晩にふさわしい、綺麗なモンシロチョウですね。それも、一匹や二匹ではなく、五十匹以上が、弧を描いて羽ばたいております。
「こんばんは、皆さん。今宵も、月が綺麗ですね。」
石塔の側に佇む、彼女の名はメリア。若干幼く見えますが、私とそう歳は代わりません。
「ねぇ、シャルラフィッツ公、どうして急に会いに来たの?こんな大勢連れて。」
今宵は、旅の方々をお連れしようと思いましてね。ご迷惑でなければよいのですが。
「ふうん、そう。まぁ、いいわ。それより、皆さん、私の事を見て、驚かないでくださいね。」
・・・彼女は、我々とは違う特殊な体質をお持ちでしてね。ほら、彼女の口から蝶々が羽ばたいているでしょう。
「そう、これが私の体質。チョウサイバイって言われているわ。」
身体の中で蝶が自然に繁殖する体質。一体なぜそうなっているのかは分かっていません。
「それにしても、どうしてあなたは驚かないの?最初に会ったときもそうだったけど。」
ふふ、このシャルラフィッツの地では、そういったのは不思議ではないからですよ。最も、違うのを吐き出す方も、珍しくないのでね。
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