一人目 ジョニー・リキュルグ

それでは、まず最初に、この地に住まう青年を一人紹介しましょう。

「皆さま、初めまして。私の名前はジョニー・リキュルグと申します。」

彼は、どこにでもいる普通の青年、と言っておきましょうか。


さて、彼の背後に見えます緑や黄色の植物たち。彼らは「チョチョリップ」という食虫植物で、この付近に頻繁に出現する小さな虫を食べてくれるのです。

「この花は、この付近以外にも咲いています。シャルラフィッツのあちこちに、彼らは種を残しているようで。」

おやおや?ジョニー君の右手にある花が、口を大きく開けているようですね。どうやら、獲物が近くに来ているみたいです。

「お、これは生きのいいピャレですね。しかも3匹、ブーンと羽を鳴らして飛んでいますね。」

それを一口で飲み込んでしまいました。良い食べっぷりですね。


ちなみに、今皆様の目の前を飛んでおりましたピャレは、私達シャルラフィッツの言語で「ハエ」を意味します。

「この言語の由来は、いまだ不明と言われておりまして。一説には・・・。」

ジョニー君、その話はまたいずれにしましょう。次の方がお待ちですので。

「失礼しました。」

それでは皆様、名残惜しいですが、ジョニー君に手を降ってお別れと行きましょう。

「皆さん、お気をつけて!」


以後、私はこのような書体で、皆様とともにこの地の様相を見ていくこととします。それ故、今誰が話しているのか、誰に向けて話しているのかを、混同しないようお気を付けくださいませ。

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