シャルラフィッツの住人達

E吉23

0話 シャルラフィッツ公

皆様、ようこそおいでくださいました。

ここはシャルラフィッツ。そして私は、そうですね、シャルラフィッツ公とお呼びください。

どうしてそう呼ばせるのか、ですか?それはいずれお話ししましょう。


皆様には、このシャルラフィッツの住人たちの様子を、一人一人、じっくりと堪能していただきます。もしも理解できないことがございましてもご安心を。私が可能な限りガイドいたします故。


ところで皆様、お食事はお済でしょうか?もしお腹が空いているようでしたら、この地にあるジョゴルラの実を差し上げます故、是非お召し上がりくださいませ。


・・・失礼いたしました。ジョゴルラの実についての説明がまだでした。

ジョゴルラの実は、赤い皮が特徴で、その中身は橙色が占めております。皆様のなじみ深い果物で例えるならば、表面上はリンゴ、中身の色合いは柿、そしてお味はバナナのような豊潤な味わいでございます。


お腹は満たされたでしょうか?それでは、私と共に参りましょう。

皆様にとって未開の地、シャルラフィッツへ。


足を踏み入れる前に、皆様に警告しておきます。

この地に足を踏み入れる際は、一切の常識を捨ててください。

皆様の脳みそが耐えきれなくなる恐れがございます故、ここから先は、思考を捨て、シャルラフィッツを隅々まで楽しむことのみをお考え下さい。

最も、この地に「隅」という概念があるのか、私にも分かりかねますが・・・。


それでは改めて、シャルラフィッツの旅へ参りましょう。

皆様の常識が歪むような、不可思議、そして不可解な地の旅へ―。

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