死にたい夜だけ友がいて

どうにも今日は気分が悪い

生きていることに疲れた気がする

やりたいことが出来なくて

やれる事には興味がなくて

やりたくないことが必要な世の中で

やれないことだけは頑張れて

私に合わない気がする

どうもこの世は都合が悪い

死んでしまおうか

それで都合はいいだろうか

あぁ、彼は悲しむだろうな

後を追ってくるかもしれないな

あぁ、あの子も悲しむだろうな

少しは私のことを想ってくれるのだろうか

あぁ、あの子は笑うだろうか

情けない私を嘲笑うだろうか

結局涙を零しながら

頭を回して夜が耽ける

いつもは大切に思う彼も

上手いこと付き合う友達も

絶縁した親友だった子も

こういう夜には都合が良くなる

消したい過去や失敗は

こういう夜だけ味方になる

私が大切にしたかったものたちは

こう言う夜には朽ちていく

私が貴方と殺しあって死にたいと言ったら

貴方は私を殺してくれる？

私が貴方を嫌いだと言ったら

貴方は私を嫌ってくれる？

私が貴方を愛したいと言ったら

貴方は私を許してくれる？

戻らない過去に縋り付いて

戻せない感情に理由をつけて

戻らないように眠りについて

いつまで経っても子供のままな自分に

毎日殺意が湧いたとしても

いつも邪魔が入ってしまう

早く楽になりたいよな

自由が欲しいよな

私はいつになったら自分を殺さず生きられるか

愚問かな