ハルポン6、 オリビアさん、まだまだ秘密が多いのですけど!

  

 オリビアさんは自室のドアを開け、俺の手を引いたまま中へ。


「入って」

「はい、お、おじゃま……します」


 部屋は意外にもシンプルで、白と淡いブルーを基調にした落ち着いた空間だった。

 ベッド、机、本棚、姿鏡。

 

 そして、フィギュアとアニメグッズの数々。

 

 オリビアさん、ひょっとして……。


「ビックリって顔してるね……私、Vtuberやアニメが好きで、市川君もだよね? この前会った時にアニメデュオの袋を持ってたし」

「……うん」


 あの日は映画館の最高スペックスクリーンでアニメ大作を観て、アニメデュオで散財した——オタとして完璧な黄金コースだった。

 

「でも、アニメのことを話せる相手いないし、梨花たちともうまくやっていきたい、市川君にお願いがあるの、たまにでいいからそういう話に付き合って欲しくて」


「俺で良ければ、全然いいよ」

「ありがとう」


「オリビアさん、押しのVいる?」


「うん、個人勢だから知らないかもしれないけど柚子梨乃ゆずりのメサイヤ♡リルル」

「知ってる、だって俺の押しは柚子梨乃メサイヤ☆プルルだし」


 リルルとプルルは姉妹Vtuberで、どちらも個人勢とは思えない人気だ。

 

「そうなんだ! 私、プルルも好きだよ。この前の通販限定アクスタ買えた?」


「無理、あっという間にソールドアウト、数が少なすぎ」


「だよねぇ再販しないかな」

「どうだろ」


「それより……市川君はクロのこと好きなの?」

「好きも何も、さっき会ったばかりだし」


「妹はかわいいけど、ダメだから」

「わかってる、クロは俺たちをからかってただけだよ」


「なら……いいんだけど」

「ん?」


 一瞬、オリビアさんが複雑な表情をしたような気がしたが多分気のせい。


「今日はもう、カラオケ無理かな」

「そうだね、また明日から頑張ればいいじゃない、今日はゆっくり喉を休めて」


「そうする。市川君引き続きよろしくね」

「了解」


 この後、アニメやVtuberやらゲームなどの話を散々して、午後6時前に俺は引き上げた。

 

 歓迎会が終われば、オリビアさんとの関係は終わる。


 元の席が隣なだけでほとんど話さないクラスメイトに戻るだろう。

 そう考えると少しだけ寂しいと思うようになってきた。

 

 

 


 

  

 ※ 文字数上限のためここまでですが続きは書きたいです。

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ハルポン! 褐色ハーフ美少女のオリビアさんはポンコツ過ぎるので俺のサポートが必須です! ……やっぱ帰っていい? だーめ♡ なつの夕凪 @Normaland_chaoticteaparty

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