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    読みました。

    馬渕さん、これはズルい。お題と言うことで語りきれない制約があったかと思いますが......。

    私はこういう隠れた献身というものが好きなんだなと改めて実感しました。

    戦後、機関士の乗員が書き残してくれた回想手記を手に取った心持ちです。(語り手である機関士の名前が明記されていないので『彼』と呼称させていただきます。

    成瀬主計少尉との短いやり取りが綴られていますね。馬渕さんの影響で『海軍機関科問題』について調べ読んでいたのでタイムリーなお話でした。

    エンジンやボイラーが置かれている艦艇の最下層は劣悪で過酷な環境です。魚雷や爆弾が命中し浸水や火災が起きた際は真っ先に死の淵に立たされます。棺桶と言われるのも当然ですね。艦の心臓部から離れるわけにもいきません。

    それを成瀬少尉も分かっていたのだと思います。過酷な肉体労働で「腹が減る」彼に少しでも栄養のあるものを......いやまってもうキツイ。あかん。尊い。献身。役職へのリスペクト。あと想い。え、まさか最初から??? 考えるほどに二人が愛おしく見えてしまう!!! (作者の余白で転げ回る読者)

    いつ、戦いで沈むかも分からない閉鎖された状況で人を人たらしめるのは、こうした誰かへの想いなのだろうと『天空の糸』でも感じたことです。素敵っ!!!

    黄身......きみ......反転させて『幹』(成瀬少尉の洒落に乗っかるぞい)

    不器用ながら想いを重ね続けた英霊の行動は未来へと枝を伸ばした礎と私は解釈したい。

    知れば知るほどに、味が変わる。とても後味の良い素敵な作品でした。ありがとうございます。

    追記

    ああ、船上で。彼の流れるような記憶、手記のように感じたのも腑に落ちました。

    締め切り数時間前でこれを....! 凄いです。
    この時期になると余計に熱くなってしまいますね。こちらこそありがとうございます。

    作者からの返信

    熱い感想をありがとうございます。お題「卵」に応募した作品です。
    この時、兵科以外ブームが到来しており主計と機関になりました。

    ちなみに内容を閃いたのが締め切り数時間前だったので、横須賀巡りの船上でも少し書きました。
    横須賀の空気をたくさん吸った作品です!

    ちなみにこちらもカクヨムコンの中間突破作品です。

    編集済
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    お盆の今の時期に読ませていただいたからか、もう40年以上前に亡くなった祖父のことを思い出しました。
    お醤油、そんな形で回収されるのね。なんとなくこの先ずっとそのお醤油を選んで使い続けるのかもなんて思いました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    たぶん、製造元に電話して、たまに注文する気がします。

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    以前、感想やらレビューやらした記憶があるのですが、何故かないので改めて。

    天空の糸より好きなんですよね。
    おそらく一般受けは天空の糸なんですよ。

    でも、この物語はタイトルのダブル以上のミーニングに、未来が描かれてるからなんですよ。

    戦争ものは、どうしても死の運命が見えるものですから、明確に生きてて良かったと言える本作は私好みです。

    素晴らしい作品をありがとうございます。

    作者からの返信

    ありがとうございます!実は私もこっちの方が好きです。自分で言うのも何ですが、このレベルをコンスタントに書けたらプロデビューできると思っています。


    コンスタントに書ければ……コンスタントに、コンスタントに、コンスタンタン線、ううう、辛たん。

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    この時代の卵は貴重品だったのでしょうね。いいお話でした。

    作者からの返信

    ありがとうございます。生卵は海ではなかなか食べられなかったと思います。

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    このタイトルにはいくつの意味が込められているのか。
    あまりに静かな筆致で描かれる成瀬の最期の満足げな視線と、ラスト主人公の涙でぼやける視界がリンクした時、私も泣きそうになりました。
    これを黄身がふたつのTKGで締めてるのだから本当に凄いです。
    いい物語を読ませていただきました、ありがとうございました!

    作者からの返信

    ありがとうございます。ダブル以上ミーニングの『きみ』です!

  • きみへの応援コメント

    ストーリーに引き込まれました!

    作者からの返信

    ありがとうございます。ペンネーム素敵ですね!

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    短いながらも、なかなかに内容が濃く。
    考察のし甲斐もありそうな
    面白いストーリーでした!
    全体に漂う雰囲気も、とても良かったです。

    作者からの返信

    ありがとうございます。色々考察頂ければ幸いです。


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    文体から当時を感じる世界観と風情に引き込まれます。

    登場人物の会話から厳しい日々が日常として慣れている空気や
    そんな中にも笑いや青春があるのが非常に切なくも美しいですね。

    そこに現れる卵という可愛らしい存在。

    些細な気遣いに、口には出来ない気持ちを隠して、それがどれほどのものだったかクライマックスで分かり、時間を経ても尚なラストです。

    実際にこんな事も当時はあったのかもしれないという、ロマンチックでありながらリアリティを感じる作品でした。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    主計士官は遺品整理しないようですが(しまった(゚o゚;;
    なるべく当時の雰囲気を出したいなと思って書きました。

    居たかもしれない、あったかもしれないが一番の褒め言葉です!

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    戦時中に死に方を考えるというのは、なんかとても前向きな事に思えて、考えさせられました。成瀬さんの愛に溺れそうです。
    ジワーッと胸熱になる、素晴らしい作品をありがとうございました。^_^

    作者からの返信

    死に方って選べないですもんね。ましてや戦時中。

  • きみへの応援コメント

    お題の卵が、物語の中心に据えられているのに、違和感なく溶け込んでいる構成力に驚かされました。

    そして、舌に残る記憶と名字から感じられる成瀬の温度が、読んでいる私の胸にもじんわり広がってきて、とても温かい気持ちになりました。

    あと最後に、機関長がかっこいい!

    作者からの返信

    機関長へのご注目ありがとうございます!
    お題ギリギリ火曜日に、横須賀で泣きながら書いた甲斐がありました。

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    素晴らしいです。心揺さぶられました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。

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    うまい、実にうまいストーリー。最後の展開は全く読めなかったです。たまごがけご飯で切なさを表現した秀逸の作品ですね!

    作者からの返信

    ありがとうございます。最後に種明かしにハマっております。

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    ぐうっ……!!

    成瀬ぇ……!!

    作者からの返信

    塩対応に見せかけて、醤油対応でした!

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    駄目です。涙が込み上げてきます。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    ちなみに書いてるとき泣きました。店員さん絶対ギョッとしたはず……

  • きみへの応援コメント

    「やはり畳の上が良い」 そのうち、艶っぽい話も・・・

    どこの上なら艶っぽくなるかな?と思いながら読んでいた自分を恥ずかしく思います。
    最後まで読んで、泣きそうになってしまいました。

    作者からの返信

    今度頑張って艶っぽい話かきます!

  • きみへの応援コメント

    今回も、腐婦人に美味しいお話をありがとうございます
    もはや、こちらの住人ではwww

    作者からの返信

    ニャンコさんに褒められたら嬉しいです!

  • きみへの応援コメント

    読了しました。

    成瀬という人物の不思議な優しさや距離感が、日常の描写の中でじわっと伝わってきました。卵や醤油といった何気ないモチーフが、人と人のつながりや記憶をそっと結び直す感じが印象的で、読み終えたあともしばらく余韻に浸ってしまいました。

    素敵な作品を読ませていただき、有難うございました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。戦後20年を経て醤油が……という感じに時間を意識してみました。

  • きみへの応援コメント

    タイトルから話はどこに着地するかと悩みましたが、こう来ましたか。
    そりゃあ、父さん(=俺)は涙ぐみますよね。
    現実世界でこのようなことが、二度と起きませんように。

    作者からの返信

    日本以外の国でも戦争がなくなりますように。