審査二刀流法

一つ目はずばり、「審査二刀流法」です。

「...いや何だよ。『審査二刀流法』って」となりますよね?


ご説明します。


今回の参加作品数は廃番を含まずに57作品でした。

ぴぽこさんも予想以上だったと。


きっと皆さん、「あれだけの作品を読んでさらに審査までか...うーん。」となるでしょう。

そこで提案です。


審査員ごとに審査する作品を分けませんか。


例えば8人の方が審査員に立候補してくださったとします。

そこで4人グループを作り、審査班Aと審査班Bに分けます。

前半30作品はA班、後半30作品はB班と分けてみます。

そうすると審査する作品は、今回の作品数ほどなら大体30作品になります。


デメリットについても説明します。

もしグループごとに今回ファンアートを届けられた最優秀賞、優秀賞、カクヨム作家金賞を設けてしまうと、タンティパパさんの負担が大きくなります。

なので最優秀賞と優秀賞を合併し、例えばですが最優秀賞のみとする。そしてカクヨム作家金賞と銀賞の2つも合併する必要があります。

これでもファンアートは4枚になってしまうので、まだまだ検討する必要があります。


もう一つのデメリット。

「学生全員の心を掴む」という目的が達成されるかという懸念があります。

今回は審査員の方が一人減り、4人で審査されたので、今回挙げた例のままなら「なんだ。変わらないじゃないか。」と思う人もいるかもしれません。

ですが、「折角8人いるなら8人全員で審査してもらったほうがいいんじゃないか。」と考えられる方もいることでしょう。


好きなジャンルがバラバラの審査員の方々でグループを作ればいいのかもしれませんが、そんなぴったりに集まらないと思うんです。

好きなジャンルが同じでも、全ての嗜好が同じの人は絶対にいないので。

例えば恋愛ですと、失恋が好きな人もいれば、ラブコメが好きな人だっているじゃないですか。

全員が納得できる案を練るのはまだまだ難しそうです。


さらにもう一つ、致命的な欠点があります。

全て話してしまうと長くなってしまうので、正確に知りたい方はこの話のぴぽこさんからのコメントを見てください。

(今からの文はぴぽこさんからのコメントの主な内容をまとめたものです)


"A班の方ばっかり良作が揃ってしまったとき"、が注意です。例えばの話ですが、極端な例ですよ。

分けてしまったときに、A班の方だけに良作が揃ってしまった場合、逆にB班に下位の作品が集まってしまうことが発生します。

これだと優秀賞で受賞される作品が、(A班から)SJA 1位の価値の作品と、(B班から)SJA 31位の価値の作品が受賞されてしまうリスクがあります。

つまり、1位はちゃんと選ばれるけど、2位以降の作品がちゃんと選ばれません。もし、31位の作品が優秀賞を受賞してしまうと「こんな作品でも受賞できちゃうんだ」とコンテストとしての価値が落ちてしまいます。


...ということです。一部コメントをこの本文用に編集しましたが、かなり致命的だそうです。


この案は結構危ない気がするので個人的にはボツにします。


これで審査二刀流選手についての説明を終わります。

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