あとがき
いかがでしたでしょうか?
かなり踏み込んだ内容になってしまいましたが、読んでくださると嬉しいです。
「助けない選択」は、本当に愚か?
というサブタイトル?もつけましたが、皆さんはどう考えたでしょうか?
ここからは僕の考えになるのですが、これが正解とは限りません。
今回の小説で気づいた方もいらっしゃるかもですが、登場人物のお姉さんは詳しい話を聞かずにその場を離れてしまいました。
そうして相談に乗らないで放ってしまう…
こういうことは今の社会よくあると思っています。これは、彼女自身だけでなく、現代社会の「愚かなこと」として表現してみました。
死にたいと思う気持ちを抱くのは誰だってあり得る話です。
問題は、その話を聞かない、一向に否定することかなと思っています。(自殺という行為を容認しろという意味ではありません)
大事なのは、そういった話をしてくれたこと。
そして、目を背かず、きちんと聞いてあげることだと思います。綺麗事だとか言われそうですが、正直生きていさえすれば何とでもやり方はあります。
問題は、近くに寄り添ってくれる仲間がいるかどうかです。今回のように背くこと…そして自殺という行為自体を止めないのは、まさしく「愚かなこと」だと思います。
ちなみになんで自殺したい気持ちを否定しないかということですが、一向から否定すると疎外感が生まれてしまう(自分と同じ気持ちの人じゃないと思わせてしまう)からです。
自分と同じ人がいないと思わせてしまうのは、ますます不安な気持ちを増加させてしまうので、否定するのはあまり良くないかなと思っています。
これは自分がインターネットで多くの人と関わるようになってから実感しました。同じ経験をした仲間というのは心強く感じます。
ですが、そういう仲間が心強く感じるのには、同じ経験をしてきたからこそその気持ちを否定してこないというのがあるからなのかな?と自分では思っています。
愚かな終わり方をしないためにも、読んでくださった方には相談にしっかり応じてほしいと思っています。
多くの人に伝わるかはわかりませんが、ぜひ読んでくださるとありがたいです。
愚かな「私」 ふぐ @ko_0716
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