第43話 「浮気しちゃった」九時間半の献身、その悲劇的な結末
須藤
(麻里の身体を見つめ、所有を宣言する)
麻里は俺のだ!!
須藤は、麻里の身体を力強く抱き寄せ、行為の最終段階へと進むことを決めました。
須藤は麻里に、、挿入しようとしました。
須藤さんが麻里さんの身体を完全に所有するため、挿入を試みたその瞬間――
麻里さんの身体と心に、広大さんとの夫婦の絆が決死の抵抗として蘇りました。彼女は、友人の命を救うという呪縛を、夫への愛という強固な現実で打ち破りました。
麻里
(全身の力を振り絞り、強い拒絶の意思を込めて)
そこまで!!
その強い、決然とした声に、病的な興奮状態にあった須藤は、動きを止めました。
須藤
(興奮が断ち切られ、混乱した様子で)
え?
麻里
(身体を突き放し、涙を流しながらも、はっきりとした声で)
須藤くんのためにと思ったけど、あたし、結婚してるから!! これ以上は、夫に顔向けできない! 須藤くんも、これ以上、自分を最低にしないで!
麻里の**「結婚している」という動かしがたい現実と、須藤のこれまでの行動が「最低である」という厳然たる事実を突きつけられたことで、須藤の病的な妄想が一瞬にして崩壊**しました。
須藤
(麻里の言葉と、自分の裸の身体、そして部屋の惨状を見て、激しい動揺と共に)
え、俺は一体何を、、
須藤は我に返りました。
病的な興奮が去った後には、深い絶望と、既婚者である麻里に何時間も強要した行為に対する強烈な罪悪感だけが残りました。
須藤が正気に戻り、二人の身体の接触が途絶えたその瞬間、麻里を襲ったのは、安堵ではなく、広大への裏切りという強烈な罪悪感でした。
時刻は朝の5時でした。
19時半からずっと須藤のベッドの上で
キス、ディープキス、愛撫、オーラル。。
合計9時間半。
麻里
(身体を震わせ、涙が止まらない)
どうしよう、浮気しちゃった。。 私、広大を裏切った...
麻里の自己認識は、「友人の命を救うための自己犠牲」ではなく、「夫を裏切った浮気」という倫理的な罪に塗り替えられました。
須藤
(自身の卑劣な行為と病的な妄想の恐ろしさに直面し、絶望の言葉を漏らす)
俺は一体何を。。。
麻里は、須藤が犯した行為を具体的な言葉で確認し、現実の重さを須藤自身に突きつけました。
麻里
何時間もキスして、、 私のあそこを触って舐めたの。。そして、あたしにおちんちんを、、咥えさせたの。。
須藤
(9時間半の記憶が断片的に蘇り、自分のしたことの恐ろしさに戦慄する)
まぢで。。 そんなことを...
挿入は免れましたが、、麻里の心と身体に刻まれた罪悪感と屈辱は、肉体的な関係を持ったのと同等か、それ以上の深い傷となりました。
麻里の**「浮気しちゃった」という言葉と、9時間半の行為という重い現実**に直面した須藤は、自分の病的な行動の最も恐ろしい結果に思い至りました。
須藤
(青ざめた顔で、麻里の手を掴み、懇願するような声で)
旦那さんに言うの、、? 絶対に、言わないでくれ...。
須藤にとって、広大にこの行為が発覚することは、社会的な信用を失い、すべてを失うことを意味しました。
麻里は、須藤の懇願を聞いても、自分の犯した罪の重さから、出口の見えない絶望に囚われていました。
麻里
(顔を覆い、激しく泣き出しました。その声は、9時間半の屈辱と夫への裏切りのすべてを物語っていました。)
どうしよう。。 どうしよう。。。 離婚されちゃう。。。
麻里の心の中で最も大切なもの――広大との夫婦の絆――が、須藤の病的な愛によって引き裂かれてしまったという絶望が、彼女を支配しました。
麻里の涙と離婚への恐怖を前に、須藤は自分の行為が病気によるものであったことを認識し、麻里への感謝と謝罪を口にしました。
須藤
(自身の行為が病気から来ていたことを自覚し、麻里の献身に)
飯嶋さん。。来てくれて本当に救われた。。ありがとう。。
須藤は、麻里への病的な執着と、麦からの襲撃の事件による精神的な病が原因であったことを謝罪します。
須藤
君のこと、ずっと好きでごめん。 麦ちゃんのことだからっておかしくなっててごめん。
須藤の精神状態は、麻里の9時間半の献身によって、劇的に改善していました。
須藤
もう俺は、、大丈夫。 山田にも迷惑かけない。この来てくれた一晩だけで、かなり回復したよ。。
須藤
でも、飯嶋さんを傷つけてしまったね。。
麻里は、自分の破滅と引き換えに須藤の命が救われたという事実を受け止めました。彼女は、須藤を責めることは一切ありませんでした。
麻里
(涙を拭い、自己犠牲の決意を滲ませて)
ううん、いいの。 広大に、、嫌われてくるね。。 須藤くんが救われたらそれでいいよ。。
麻里の言葉は、広大への愛と友人の命を救った責任が、彼女自身の幸福を完全に上回ったことを示していました。彼女は、自ら罪を背負い、夫の元へ帰るという、最も悲痛な結末を選択したのです。
須藤は、肉体的な行為への罪悪感だけでなく、9時間半の間に麻里の心に投げつけた言葉の重さを思い出し、恐怖に襲われました。
須藤
(麻里の涙と、自分の卑劣な行為を思い出しながら、おそるおそる)
「俺、、飯嶋さんに酷いこと言ってた? 広大のこととか...俺のこと好きだって言えとか...」
麻里は、その言葉を一言一句覚えていました。しかし、彼女は須藤が救われたという最大の目的を達成した今、過去の言葉を責めることは彼の再発につながると感じました。
麻里
(涙を拭い、静かに、しかし決然と)
ううん、大丈夫だよ。
麻里
(須藤の目を真っ直ぐに見つめ、優しく、しかし明確に理由を伝える)
須藤くんが辛い時に、病気が言わせた言葉だって分かってるから。気にしないで。私は、須藤くんが元気になってくれたら、それでいいから。
麻里
(広大への唯一の擁護として、一言だけ真実を付け加える)
でも、広大のことは... もう二度と言わないでね。広大は、私にとって最高の夫だから。
麻里は、言葉の罪を**「病気のせい」として許し**、須藤の心から罪悪感を取り除くという、最後の救済を施しました。同時に、夫の尊厳だけは守り抜いたのです。
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