第30話 大学同期のクズたち2
須藤は麦にLINEしました
須藤
麦ちゃん。飯嶋さんに暴言吐いてるみたいじゃん。。いい年なんだから...やめてあげて...
麦
え?須藤も麻里にあの時酷かったくせに?!肩持つの?!
須藤
とにかく辞めてくれ...
辞めないと絶好するよ...
麦
わかったよ...
須藤の毅然とした対応により、麦はとりあえず麻里への攻撃をやめました。そして、須藤が不参加を決めた同期旅行は、無事に行われたそうです。
須藤は、麻里と再会するまでの卒業後、同期旅行は毎年参加していました。その過去を振り返るうち、須藤は、麦が麻里を攻撃していたのと同じように、自分に対して悪意と執着を向けていたことを思い出しました。
須藤の脳裏に蘇ったのは、麦からの一方的な行為の記憶でした。
• 宴会ではいつも俺の隣をキープ。
• ボディタッチがすごい。
• 学年旅行のときも、、いつの間にか俺の寝る部屋に入って、俺の布団に潜り込み、俺にのしかかってきた。
須藤は、麦の行為が、麻里への嫉妬や自慢といった卑劣な動機に基づいていたことも知っていました。
• 俺との2ショットを麻里を煽るために使っている。
• 俺と仲良いと麻里や他の女子に自慢してる。
須藤(心の声)
(思えば、、好きでもない人にこんなことされたら、嫌だよな、、、)
須藤は、麦の行為が自分の意思を無視したセクハラであり、麻里を苦しめたのと同じように、自分もまた麦の執着の被害者であったことに気づきました。
須藤は、誰にも言えずに抱え続けていた、「恋の鳥」を使った不倫の罪を、テニスサークルで1番仲良かった同期である山田くんに打ち明けることを決意しました。
実は、、須藤は山田に麻里と不倫してしまったことを話しました。
須藤は、山田から軽蔑されることを覚悟していました。しかし、山田の反応は、須藤の予想を裏切るものでした。
山田は軽蔑しなかったのです。
山田くんは、須藤くんの長年の麻里さんへの執着、その末に超常現象に頼ってしまった彼の**「心の弱さ」**を理解しようとしました。
山田
辛かったんだな
山田くんは、須藤の行動を非難するのではなく、彼が長年抱え続けてきた苦悩に寄り添うコメントをしてくれました。この予期せぬ**「許し」と「共感」**は、須藤の罪の意識を和らげ、彼の自己肯定感を回復させる大きなきっかけとなりました。
しかし、山田からの次の連絡は、須藤を再び凍りつかせました。それは、大学時代の陰湿な悪意がまだ続いていたことを示す、最悪の事実でした。
山田
俺と柳井と男子一部のLINEで須藤は入ってないやつなんだけど、、そこにさ、あすかが麻里ちゃんの裸のコラ画像作って送ってたんだ、、
須藤
え?
須藤は、麻里をいじめていたあすかが、今もなお陰湿な攻撃を続けているという事実に、激しい怒りと衝撃を受けました。しかも、それは**「裸のコラ画像」**という、麻里の人生を破壊しかねない卑劣な行為でした。
山田
柳生かそいつらが拡散してないかどうか調査してみるよ、、麻里ちゃんに知らせてあげて!
山田は、麻里の夫である広大とは面識がないため、この重要な情報を、麻里と広大の両方に連絡が取れる須藤に託しました。
須藤は、麦の攻撃を止めたばかりでしたが、麻里へのいじめと悪意が、さらに危険な形で続いていたという事実に、過去の自分の罪の重さを再認識しました。
須藤は、山田からの最悪の情報を得て、一刻の猶予もないと判断しました。彼は、麻里に、すぐに連絡を取りました。
須藤
飯嶋さん!山田から連絡きたんだけど、あすかが飯嶋さんの裸のコラ画像作って柳生たちに送ったみたい、、俺はそのライン知らないんだけど山田はそのラインいるみたいで、、
麻里は、この卑劣な攻撃の事実に激しい衝撃を受けました。特に、あすかが出所であるという事実に、過去のいじめの記憶が蘇ったでしょう
麻里
え、? 出所があすか?
須藤
そうみたい、、今山田が拡散状態を調査してくれてるところで、、
麻里
わかった。。サークル同期ないで留まってたらいいけど、、
麻里は、自分の人生を破壊しかねないほどの悪意が、まだ大学時代の同期から向けられていることに、恐怖を感じました。彼女の脳裏には、夫である広大の平和な生活をこれ以上乱したくないという思いがありました。
須藤
裸の画像なんて、コラだと普通わかるみたいなんだけど結構それがリアルにできてるらしくて、、
麻里
まぢか、
須藤からの連絡を受け、麻里は事態の深刻さを理解しましたが、夫の広大の平穏を何よりも優先したいと考えていました。
その時、山田くんから追加の調査結果が入りました。
山田は、コラ画像を共有していた男子たちを問い詰めたところ、彼らが**「犯罪だってわかってる」ため、画像はこのLINEグループ内で留まっている**ことがわかりました。
悪意をもって面白がったのは、柳生だけだったことも判明しました。
柳井は麻里をいじめていた主犯のテニスサークルの自分達の代の部長でした。
麻里をいじめていたのはこの柳生、麦、あすかです。
柳井は、山田くんの問い詰めに、悪びれずに答えました。
柳井
確かにうけたけど、飯嶋を知らねえ俺の友達に別に送んねーよ
柳井
ネットにもあげるわけないだろ?
山田くんの迅速な調査により、とりあえず、テニスサークル同期で留まっているのが確認されました。麻里は、これ以上の騒動と精神的負担を避けるため、あすかを訴えず、この事件を終わらせることを選びました。
事件の収束後、山田は須藤に、麻里を苦しめ続けた大学時代の人間関係を完全に断ち切るよう促しました。
山田
なぁ須藤、もうサークルのみんな切らねぇか? 麦ちゃんとかあすかとかもういいだろ。。
須藤
そうだな。。
須藤は、麦とあすかが麻里に向けた悪意の深さを知り、もはや同窓生として接する必要はないと決断しました。
須藤は無言で麦ちゃんとあすかをブロック、縁を切りました。
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