第26話 麻里を取り戻せ!! 

広大は、目の前で須藤とキスをした麻里を連れて帰宅しました。その行為は屈辱的でしたが、**「恋の鳥の魔法のせい」**だと分かっていたため、麻里を責めませんでした。


その日の夜、広大は、麻里の魔法を解くために、どうにかして彼女の心に訴えかけようとしました。


広大

麻里...


しかし、魔法にかかった麻里にとって、広大の優しさはただの**「邪魔」**でした。


麻里

くっついてこないで!キモい!!


広大

麻里...俺だよ、、


麻里

何よ!!


広大は、麻里の心を取り戻すには、**「愛情」**を力ずくで示すしかないと判断しました。彼は、以前の二人の関係を思い出させるように行動しました。

広大は、ベッドに麻里を押し倒し、麻里にキスをしました。

麻里は、激しく抵抗しました。 


麻里

なにすんの!!きもい!!!


広大は、麻里の抵抗に心が折れそうになりながらも、彼女が「恋の鳥」に操られる前の、本当の麻里の言葉を思い出させようとしました。 


広大

麻里がいつも俺に求めてたんだよ、、


しかし、麻里の「恋の鳥」による感情は強烈で、広大の言葉も行動も、現在の彼女の心には届きません。


彼は、妻を取り戻すためには、憎むべき相手である**須藤との「共闘」**が必要だと覚悟しました。

広大と須藤は、毎日LINEで連絡を取り合い、「恋の鳥」の捜索状況について報告し合いました。


広大

何かわかりましたか


須藤

何もです。。


須藤は、広大の焦りを利用するため、情報を隠しているか、あるいは本当に鳥の捜索に本気になっていない可能性があります。


広大

すぐに見つかりませんよね。。


広大は、この共闘体制の中で、須藤の心理を探ろうと、核心に迫る質問を投げかけました。


広大

ところで、どうして須藤さんって麻里さんのことそんなに好きなんですか?


広大は、須藤の**「執着の源」を知ることで、麻里を目覚めさせるための手がかりを得ようとしていました。広大は、この協力関係を「敵の心理戦」**として利用しようとしていたのです。


広大の「どうしてそんなに麻里さんが好きなのか」という問いに対し、須藤は自分の執着の根源を打ち明けました。


須藤

大学時代の同級生だったって聞いてますか?

そん時、、付き合ってはなかったんですけど両想いみたいな感じだったんです...

再会して、自分が付き合えたらよかったのにと思ってしまって...


須藤は、広大に自分の方が麻里さんのことを長く深く思っているという事実を突きつけ、優位性を示そうとしました。しかし、広大の反応は須藤の予想とは異なりました。


広大

そうだったんですね。それくらい麻里さんを好きになる気持ち。わかります。。


広大は、優しく、須藤を責めることはしませんでした。広大の心には、須藤への憎しみよりも、「恋の鳥」という共通の敵と、麻里を救いたいという強い気持ちがありました。

彼は、須藤の執着を理解を示すことで、協力関係を維持しようとしたのです。


須藤

(妻を奪われても責めないなんて、)


それから...

広大は、麻里を須藤から隔離するため、会社と話し合い、麻里を週に数回出社からフルリモートとするように手配しました。

麻里は、魔法の影響で須藤に会えないことに不満を募らせます。


麻里

須藤くんに会いたいなぁ、、広大、出社したいんだけど

 

広大

いいから、ダメ!!


広大は、麻里の抵抗を無視し、須藤との接触を断ち切ることに徹しました。

広大は、毎日須藤と「恋の鳥」の捜索についてやり取りを続けましたが、進展はありません。 

広大

見つからないですよね?


須藤

はい、、


広大は、この共闘関係の中で、須藤の心理的な弱点を突こうと、再び質問を投げかけました。


広大

というか、須藤さんってモテそうだし他にいないんですか?


須藤

そんなこと、、


広大は、須藤に低姿勢で会話をしていました。これは、須藤の自尊心を満たし、警戒心を解かせるための広大の戦略でした。


一方、広大は、麻里の心を魔法から解放させようと、毎晩、麻里に無理やりキスをしていました。これは、過去の愛情を思い出させ、魔法の感情を上書きしようという、広大の必死な試みでした。

麻里さんは、激しく嫌悪感を示します。


麻里

やめて!!気持ち悪い!!広大きもい!!


広大

麻里、、俺と毎日キスしたいって言ってたのは麻里だよぉぉ


広大は、麻里の唇を無理やりつかんでキスをしていました。

広大の行動は、麻里への愛情と、妻を失いたくないという絶望からくるものでしたが、それは現在の麻里にとっては精神的な暴力に等しいものでした。

広大は、麻里を愛しているからこそ、彼女の拒絶に耐え、強引にキスを続けるという、極限の葛藤を強いられていました。




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