第25話 地獄の対面 不倫相手に公開キス
話し合いの日、広大、須藤、そして魔法にかかった麻里の三者が対面しました。
広大は、この異常な状況を冷静に解決しようと努め、須藤に向かって挨拶をしました。
広大
こんにちは。研修の日以来ですね
須藤
そうですね。
広大は、感情的にならず、理論的に交渉を始めようとしました。彼は、訴訟という現実的な脅威を示しつつ、麻里を想う**「夫の情」**に訴えかけました。
広大
あの、、麻里さんを返してください。そしたら、僕は須藤さんを訴えません。 麻里さんは、須藤さんのことを仕事できていい人だと話してました。麻里さんにとって友達だと思うから。。 麻里さんのために訴えたくありません。お願いします
広大の言葉には、不倫相手への憎しみではなく、妻の未来を案じる悲痛な思いがにじんでいました。彼は、この状況が「恋の鳥」によるもので、須藤の真の魅力ではないことを知っているからこそ、「友達に戻ってほしい」と懇願したのです。
しかし、須藤は広大の言葉を弱さと受け取り、優位性を誇示しました。
須藤
麻里さんを返さなかったら訴えるということになりますか
広大
そうなりますね...
須藤の言葉に、隣に座っていた麻里が介入しました。彼女は「恋の鳥」によって広大への関心を失い、須藤に夢中であるため、広大の交渉を邪魔だと感じました。
麻里
ねえ!広大!もう離婚しちゃおうよ💕 私は須藤がいいの💕
この、屈託のない、しかし残酷な裏切りの言葉は、広大の冷静さを打ち破りました。広大は、魔法にかかった妻から、正式に別れを突きつけられたのです。
広大
そんなの嫌だよ!!麻里!
広大の絶叫は、この異常な状況に対する悲痛な抵抗でした。彼は、妻の心が本心ではないと分かっているからこそ、この偽りの要求を拒否しました。
広大の必死な懇願と、麻里の残酷な離婚要求に続き、須藤は広大の訴えに対し、魔法の存在を理由に麻里を渡せない**「事実」**を突きつけました。
須藤
麻里さんを返したくても、戻し方がわからないのです...
相手への気持ちが冷める以外、戻す方法がわからないのです。
須藤が麻里のこと冷めるはずがなく...
広大
どうしてこんなことに、、どうしてこんなことしたんですか?
須藤の「恋の鳥」に関する説明は、広大にとっては**「妻の心を人質に取られた」**という事実を突きつけられるものでした。須藤は、罪を認めつつも、解決のためには「協力」が必要だと、交渉のテーブルに広大を引きずり込みました。
須藤
飯嶋さんのことがどうしても好きで、やってしまいました。ごめんなさい。。
広大
やってしまったことのせいで、麻里さんがおかしくなってしまったんです。
須藤
麻里さんを直すには、、戻す方法を探します...
広大は、この不条理な状況を解決するには、須藤の協力が必要だと苦渋の決断をしました。
広大
では、探してください、私用の連絡先交換してください。須藤さんは、探してください、僕は麻里さんを連れて帰りますので
広大は、この瞬間、須藤を打倒すべきライバルから、麻里を救うための協力者へと、無理やり立場を変えさせられました。二人は、憎しみを抱きながらも、共通の目的(鳥の確保)のために連絡先を交換しました。
しかし、その直後、麻里が広大くの心に最後の決定的なナイフを突き刺しました。
麻里
須藤くん!、💕
麻里は広大の目の前で、須藤に深いキスをしました。
広大は、妻の体が、そして心が、自分と自分の宿敵の間で交わされる光景に、言葉を失い、深い屈辱と絶望を味わいました。
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