第15話 エスカレートしていく気持ち...

須藤は、美緒から送られてきた、麻里の顔が合成された動画を再生しました。

動画の内容は、須藤の最も深い欲望を刺激するものでした。

それは、

• 麻里とキスしているシーン

• 麻里と深いディープなキスをし合っているシーン

• 少しずつ脱がしながら須藤が触ってヒクヒクしてくれてるシーン

• 須藤が激しく舐めて、麻里が喘いでいるシーン

• 挿入で、体が重なり、繋がっているシーン

• 麻里がはあはあ気持ちいいと言って果てるシーン

全部全部興奮しました。


この動画は、須藤が麻里との間で現実には満たせなかった全ての欲望を満たしてくれる、須藤にとっての心の支えとなったのです。彼は、現実と妄想の区別がつかなくなり始めていました。

家で暇な時は、彼はついつい再生してしまっていました。麻里への執着は、もはや止められない依存へと変わっていったのです。


須藤の麻里への執着は、美緒から送られた合成動画によって、決定的に病的なものへと変わりました。

この動画は、須藤くんにとって、まるで麻里と本当にセックスしたみたいな興奮をもたらしました。


この動画を見ながら寝る前自慰行為をすると、まるで麻里とセックスしてるみたいでした。。

彼の日常は、麻里の妄想と動画への依存に支配されていきました。仕事してる時以外は暇さえあればこの動画を再生し、興奮をしていました。


さらに、その依存は仕事中にも及びます。テレワーク中も、少し休憩したいときはこの動画を好きなシーンを一部再生する形で見ます。


特に、俺に舐められて喘いでくれてるところが彼は好きでした。それは、現実の麻里には決して見せてもらえない、彼だけの「麻里」の姿だったからです。


須藤の精神は、現実多田広大の妻である麻里の存在と、動画の中の「麻里」の妄想の間で、危うい均衡を保っていました。


須藤は、動画への依存を深めながらも、職場ではなんとか平静を装っていました。出社で対面で打ち合わせするときは、平常心を装いました。


須藤(心の声)

(あんな動画や妄想してるなんて知られたら嫌われてしまう、、)


彼は、仕事は真面目に取り組んでいました。

そんな中、ランダムに社員全体で終日対面研修の案内が届きました。麻里の部署を離れた広大も、研修対象者の一人でした。


須藤は、研修名簿を確認した時、ある名前に気づき、心臓が大きく跳ねました。


須藤(心の声)

(多田広大、、て、、飯嶋さんの夫??)


木村くんから聞いた名前が、目の前の名簿にあったのです。麻里の夫との予期せぬ遭遇に、須藤は激しく動揺しました。

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