第13話 膨らむ妄想
須藤は出社日の退勤時
木村くんと出会しました
木村
お疲れ様です。
須藤
お疲れ様です。
木村
同い年ですよね。部署...どうですか
須藤
まあまあですね...
木村
あ、飯嶋さんと大学の学科の同級生だったそうですよね。偶然すぎますよね
※木村くんは当然須藤と麻里の過去は何も知らない
須藤
そうです
木村
飯嶋さんの旦那さんと入れ替えだったそうですよね
須藤
あ、そうなんですか?
木村
はい。多田さんと言う方です。年は俺らの2つ下ですよ
須藤
あ、結婚に伴い配置転換ってことすか?
木村
そうだと思います...多田さんはまだ若かったし...
須藤
そうなんですか...どんな雰囲気でした?
飯嶋さんと多田さんって人...
木村
あー飯嶋さんと多田さんすぐ仲良くなってました。俺も同期なのに俺にはこの二人話しかけてくれなくて2人の世界でしたw
須藤
まぢすか..,
木村
飯嶋さん狙ってる人他にいたっぽいんですけど多田さんへのアプローチがあからさますぎて皆身をすぐに引いてましたw
須藤
.......
須藤
(飯嶋さんから好きになったってこと...?
須藤
(多田さんってどんな人なんだろ...
須藤
多田さんのフルネームは?
木村
多田広大ですね 広いに大きいって書いて
須藤
そうなんですね
須藤は多田広大と言う男が気になってきました。
須藤は、麻里の夫である広大が元同期だと知りましたが、広大くんの部署は別の棟であり、さらに広大の働き方はほぼリモートのため、接点がない状況でした。須藤は広大を直接見て比較することができないため、余計に焦りを感じていました。
須藤は、どうにかして前みたいに麻里に好きと思ってもらいたいと、その気持ちが日に日に強くなっていきました。
麻里さんが自分にはっきりと「夫が好き」と告げたにもかかわらず、須藤の執着は止まりませんでした。彼の思考は、ますます個人的で危険な妄想へと向かいます。
須藤(心の声)
(俺のほうが麻里を幸せにできる。俺のほうが麻里を満足させられるはずだ)
暇さえあれば、、寝る前や電車の通勤や帰る時、、須藤は麻里とのセックスを考えてしまっていました。それは、大学時代に麻里を傷つけ、拒絶された過去への屈折した償いと、麻里を自分のものにしたいという強い欲望の表れでした。
須藤は、広大の存在にもかかわらず、麻里への執着を深めていました。彼の精神は、完全に麻里さんとの妄想に支配されていました。
寝る前は、麻里とのセックスを考えながら自慰行為をしていました。 彼の妄想はエスカレートし、麻里が自分の責めで喘いでいるところを想像し、さらに麻里が須藤くん!!と求めるところまで想像していました。
暇さえあれば麻里とのセックスを妄想してしまい、職場での行動にも影響が出始めます。出社で隣の席が固定なため、妄想してるのが恥ずかしく、麻里の顔が見れないことも起きました。彼は麻里の視線が気になり、不自然な態度を取ってしまいます。
須藤は、麻里と退勤が被らないかなーと出社日は毎回思っていました
彼は、どうにかして二人きりになるチャンスを探していました。
代償行為への逃避
須藤くんの心は、「麻里とセックスしたい。。」という強い欲求で満たされていました。しかし、麻里が広大の妻であるという現実と、その望みが叶わないことを理性では理解していました。
須藤は、その満たされない欲求を解消するため、現実から逃避する決断をしました。
一人でするのは虚しいから他の女としようと思ったのです。
須藤は、麻里への執着を断ち切るためではなく、麻里との妄想で高まった性的な欲求を、別の女性との行為で代償しようと考えたのです。
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