【お題フェス 卵】おっさんになっても人生の探索者の卵

澄ノ字 蒼

第1話

 僕のライフワークは小説を書くことやイラストを描くことである。しかし何十年も鳴かず飛ばずだった。


さらに何年も経つ。僕は相変わらず小説を描き続けながら、障がい者枠で会社で仕事をしていた。障がい者枠での就労なのでもらえるお金が最低賃金であったので、毎月ぎりぎりで生きていた。そういう人生を送っていく中でお金というものは大事なのだなとつくづく思った。


 お金というものはあまり多くはいらないが生きていく上で勉強しておかないと詰むと思ったのである。


 それで小説やイラストを書くかたわらに通信教育で簿記3級の勉強を始めた。簿記3級は計算式を書いて計算することが多い。が、計算結果が合わない合わない。


 いつの間にか嫌になってしまって簿記の勉強をしなくなってしまったのだった。


 それから何年か経ったある日、YouTubeなるものを見ていたところ、人生で必要な勉強の一つに簿記と書いてあった。


 次の日そのことが頭の片隅に引っかかっていて会社にて同僚と話していて、自虐的に

「昔、計算ができなくて簿記3級挫折しちゃったことがありまして~」

 って言ったら、同僚が、

「簿記の試験って電卓使っていいんじゃなかったっけ?」

 僕は思わず、

「へっ?」

 と言った。

 たまらずスマホで簿記の試験について調べるとやっぱり電卓OKだとのこと。


 とほほのほ。僕はこういうおっちょこちょいというか物事を調べないで勢いで物事を進めようとするところがある。


 そういうのを含めて僕はやっぱり未熟者だった。そしてもうおっさんだけどまだまだ人生の探索者の卵だった。改めて頑張ろうと思った。

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