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(宝人 視点)
俺は取り返しのつかないことをした。
仲間内の罰ゲームで、5組の山田涼子さんに告白をした。
唆されて軽い気持ちでやったこと。山田さんは綺麗系の子で、告白なんてされ慣れているだろうし、軽くあしらってくれると思ってた。
しかし、蓋を開けてみれば
“初めてされた告白”で、
“初めての彼氏”になってしまった。
しかも、山田さんという女の子は一気に恋に落ちるタイプのようで……3日もすれば“あなたが好きです”と顔に書いているような子だった。
これには、なけなしの俺の良心が痛む……。
「まさか家に来ることになるとは」
別れを告げたいだけなのに、なぜ俺は山田さんの家に向かっているのか?
彼女をこれ以上傷つけないためにも、罰ゲームのことを伏せて別れようと思っている。
今日こそは伝える!何があっても!
一軒家のインターフォンを鳴らした俺は、すぐに決意を揺るがされることになる。
山田さんの後ろに、やたら大きな男たちが笑顔で立っていて、そのスウェットのセンスはヤンキーかと思うデザインだった……。
ここで告げたら、俺の人生が終了する。
そう本能が警鐘を鳴らした。
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