第10話 私らずっ友
「ん……」
「あ、さっちー!」
「大丈夫ぅ!?」
ここ……保健室?
ベッド………。
階段の踊り場……。
楓……!
「すいのん、れいれい……。」
つきっきりでお世話してくれた2人は、私が階段で倒れているのを見て必死にここまで運んできてくれたのだそうだ。
もう、保健室の先生の処置は済んでいるらしい。
「ありがとう……。」
「ちょっと貧血みたぁい」
「うん、安静にしときなよ。」
2人はもう遅い時間なので帰るらしい。
「さっちーも、保健の先生が来てくれたら帰るん
だよぉ〜」
「じゃあね」
「うん…!」
小指に描かれた四葉のクローバー。
『三人お揃いの、小指に描かれた四葉は、永遠の友情』ー……。
私ら、ずっ友……だもんね!
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