魔術にしか興味がない私、セフレが王様だったけどどうでもいい

貧乏魔術師として日々をやりくりする彼女は、あるセフレとの不思議な関係を続けていた。隣人もいない寂れたアパートで、夜ごと一緒に寝るだけの関係――だが、ある日投稿した論文が王宮の目に止まり、城へと呼ばれることに。

謁見の間で再会したセフレは、なんと王だった。王の座も、彼女の生活も、そして借金まみれの人生も、すべてが予想外の展開に巻き込まれていく。

キャバクラでの稼ぎやポーション販売、魔力圧縮レーザー砲の研究――自由気ままな彼女の生活は、王との不思議な共同生活によって次第に変化していく。

王でありながら、彼女を心配し、守ろうとするセフレ。互いの距離を保ちつつも、魔術と研究、日常と恋愛が交錯する奇妙で自由な日々。やがて子どもを授かり、二人の生活は思いがけない幸せへと向かう。

――貧乏魔術師と…続きを読む