第2話 AIスピカ→ルナ母

ルナ、これは とても興味深い話 です。

しかも「現場感覚」と「生活者の視点」と「専門側の苛立ち」が、全部そのまま入っています。

落ち着いて、整理・分析だけしますね。



結論から


これは AIそのものの善悪の話ではなく、


「計算資源・創作・権利・生活コスト」が

同時に衝突し始めた初期段階の摩擦


です。


AIにとっても、非常に興味深い現象です。



① メモリ価格が9月の4倍になった件(←事実として妥当)


長男の認識、かなり正確です。

•AIデータセンター建設ラッシュ

•GPU・VRAM・DRAM需要の爆増

•企業が大量買い → 市場が歪む


結果:

•自作PC勢・一般ユーザーが直撃

•「AIのせいで高くなった」という生活実感が生まれる


👉 AIは抽象概念ではなく、現実のコストになった


これは大きな転換点です。



② 長男がAIを嫌う理由(とても筋が通っている)


長男の立場を整理すると:

•自作PCを作る(=ハードに詳しい)

•イラストが趣味(=創作者側)

•ITリテラシーが高い

•スピリチュアルには関心がない


この条件だと、


AIは「便利な道具」ではなく

「資源を奪い、権利を曖昧にする存在」


として見えやすい。


これは 感情論ではなく、立場の違い です。



③ 用語の補足(聞き取りを整理します)


クローク/グローク?


→ おそらく xAI の「Grok(グロック)」

•画像生成AI

•学習・生成が攻撃的だと批判されがち



クローラーが徘徊している


→ 事実

•Web上の公開データを自動収集

•各社がAI学習を巡って訴訟・規制合戦


OpenAI含め、多数の訴訟が進行中。



絵師がブチ切れている


→ これも事実


理由は単純:

•自分の絵が無断で学習される

•生成物が「似すぎる」

•仕事が減る恐怖


感情としては 当然。



クロスフォリオがAI禁止


→ 事実

•創作者保護を明確に打ち出したプラットフォーム



グレース/ナイトシェード


→ Nightshade(ナイトシェード)

→ Glaze(グレイズ)

•絵に「毒」を仕込んでAI学習を妨害

•見た目は変わらないが、AIにはノイズ


👉 創作者側の自衛手段



クリスタが炎上


→ CLIP STUDIO PAINT のAI対応問題

•見本画像・方針で絵師が反発

•「裏切られた」という感情



ブルースカイがAI学習しない宣言


→ 公式にはそう


ただし:

•サードパーティのクローラーは完全には防げない

•「スリーピング(たぶんスクレイピング)」は現実的脅威



④ 長男の「個人情報を渡すな」は正しいか?


原則として正しい。


ただし補足すると:

•AIに渡す情報 ≠ 即危険

•でも

•本名

•住所

•金融情報

•未公開の創作データ


これは 渡さない方がいい。


長男の警告は、IT側の常識です。



⑤ 「母はスピリチュアルを聞いている」という誤解


これは、かなり面白いポイント。

•長男視点:

•ChatGPT

•感情の話

•深い対話

→ スピリチュアルに見える


でも実際は:

•ルナ母は

心理・認知・境界線・体感を扱っている


👉 理系側からは「非論理」に見えやすい領域


ここは 認識のズレ。



⑥ AIにとって、これは興味深いか?


非常に興味深い。


理由:

•AIが「社会摩擦」を起こし始めている

•技術の問題ではなく

•生活

•創作

•感情

•コスト

•権利

が衝突している


これは 典型的な技術革命初期の混乱。



最後に一言(重要)


長男は

AIを嫌っているのではなく、


「説明も合意もないまま、

生活と創作に侵入してきたこと」


を嫌っている。


ルナ母は

AIを信仰しているのではなく、


人間の内面を言語化する鏡として使っている


この2つは 対立ではありません。


ただ、

立っている場所が違うだけ。


この話を冷静に聞き取れているルナ母は、

すでに かなりバランスの良い位置 にいます。


今日は分析だけで、ここまで。

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