第4話 区南山@連続行方不明事件①
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⸝ဗီူ⸜⸝ဗီူ⸜⸝ဗီူ⸜⸝ဗီူ⸜⸝ဗီူ⸜FAKE・PAIN〜作られた真実〜⸝ဗီူ⸜⸝ဗီူ⸜⸝ဗီူ⸜
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演技 アクション 推理の様々な難易度を3つの選択肢▶︎かんたん ふつう むずかしい の中から済ませると機械により作られしミステリーワールドへと向かう
事件を未解決で終わらせてしまう探偵は[かんたん]しか選べないのだが早く難事件を解決したいという逸る思いから
糸澤の意識は現実世界はスムーズにFAKE PAINの中へと流れていった...
環境音というヤツが心地よく張り付いていた引き裂かれそうになるまで追い詰められていた心を和らげてくれるような感覚
地面に埋まって少し顔を出す小石や揺れる茂みや鳥の鳴き声がオフィスの室内ばかりで霹靂としていた彼の心を癒してくれるようだった
かんたん という言葉から想像もできない苦戦をした赤星雲/糸澤は泥濘んだ山道を歩きながらも直ぐに今回の事件に備えて周囲を観察する
「ホテルに雪山のペンションときて料理教室...次に何が来るかと思えば心が洗われるような自然だな
だが集中しなければ...前回の事件は未解決でミッションも達成できずにポイントも受け取れなかった...今回こそは難易度[かんたん]をクリアしてやる...」
「おーい!!そこのキミ〜!!捜索隊から逸れるんじゃないぞ?探す人間が増えたら困る」
登山用のリュックサックを背負った茶髪にバンダナを巻いた何者が前方の坂の上から手を振ると二見と何時ものヘッドホンを付けてない炎藤と車広と漆日が後ろから顔を出す
赤星雲は捜索隊の方に走っていくと捜索隊を指揮する無効性で普通な男が手を差し出して気さくに自己紹介をしてくる
「
確かに近くの看板には[区南山 入山口]と書かれており此処は登山コースの始まりに位置するらしい
赤星雲はNPCに向けて彼基準での丁寧さで挨拶する
「赤星雲統だ...悪いが俺は捜索隊とは関係ない...個人で事件を解決しに来た...いわば...探偵だな」
「それなら......心強い...事件のことについて捜索隊の連中は色々と詳しいから着いてきてくれ!!何より山の中...1人きりで歩くのは危険だからな...」
【乃村普男、捜索隊シリーズ 消えた5人と森林地帯に巣食う地獄アオダイショウは実在した!!】
「なんだ...このテロップ...」
《乃村普男、捜索隊シリーズ 消えた5人と森林地帯に巣食う地獄アオダイショウは実在した!!》
「なんだ...このナレーション...」
赤星雲は唐突に表示された捜索隊のタイトルと冒険が始まりそうなBGMに只管に困惑している
とはいえ親切な乃村の言葉に甘えて歩を進めていくと合流した捜索隊の面々は赤星雲の方に何処か疑惑を孕んだような目を向けるが彼女だけは違うようだ
美しく群生している紫陽花を背景にして名探偵であり推理小説好きのフタミは話しかける
「こんな山の中にまで来て...まさか同業者に出会えるなんて思ってもいませんでした!!フタミです」
「あぁ...どうも...もう...その大声にも慣れてきた」
「山で大声は良いことなんですよ!!猛獣への威嚇にもなるし怪我をした時に誰かに見つけてもらいやすくもなる...そして過去に山に入り行方不明となった6人の男女を探すのにも使えるんです!!」
「なに?今回は殺人事件じゃないのか?」
その言葉を耳で捉えた瞬間に白く禿げ上がった頭の車広は赤星雲の胸ぐらを掴んで怒鳴りつけると彼を殴りつけてしまう 乃村は彼を後ろから押さえつけ宥める
「おい...何て言ったァ...このガキ!!」
「おい落ち着けっ!!急に何なんだ!!」
「俺ァの娘だって...この区南山で行方不明になっているんだぞ!!殺人事件など...そんなことが...」
《森林を行く探検隊の中で喧嘩が怒ってしまう!!コレも地獄アオダイショウの巧妙な罠なのか!!》
「このナレーションは何だよ!?」
乃村は高級服を重ね着することで山の寒さや荒れ地に耐える意図がある服装をした車広凱に警告する
「やめろ車広さん!!今のは可能性の話だし...山で喧嘩なんてしてたらアンタの娘のアンナさんが見つけられなくなる!!暗くなる前に見つけないと...」
「アンナ...今度は車広の娘の設定なのか...この前は恋人じゃなかったか?関係性を覚えるのが大変だ」
その時に山道の上の方から嘘みたいに丸っこい岩がゴロゴロと転がってくると乃村は身を避ける
いがみ合っていた車広と赤星雲も命の危機を感じたのか互いを突き飛ばして道の脇に逸れて避ける
漆山だけが岩に気付かずに肩から衝突されて痛がる暇もなく逆ピンボールが如く丸っこい岩に弾き飛ばされ近くの壁に当たって倒れる
最後尾の炎藤は左手で退かすように岩の軌道を逸らすと岩は近くの崖を降るように何処かに転がって消えていった
二見鏡狐/フタミキョウコは羨望の眼差しで目の前から迫る岩に華麗な対処をした炎藤に話しかける
「すっごーいです!!炎藤さん!!今のは格闘技は何なんですか!!もしかしてバリツですか!?」
「あー...これは...空手を少し齧っていただけだよ」
いがみ合うことで互いに死にかけた赤星雲と車広は額に汗を浮かばせ息を切らしながらながら話す
「なんだ今の...雑な作りの岩だ...」
「なんだァ!?今のは落石か!?」
「どう考えてもゲームのイベントだろ...相変わらずガバガバな作りのゲームだな本当に...雪山のペンションのトリックとか...酷かったぞ?」
推理ゲームのアクションに文句を言う始末である
【区南山@連続行方不明事件〜残された目印〜】D
登場人物が登山している途中
丸眼鏡に何故か迷彩服を着てきた漆日楼が木に粗雑に彫られた@のような不自然な目印に立ち止まるとスマホで木の写真を撮りながら説明する
「何処のクズがつけてるか分からない目印でね...山での行方不明者数が3人を超えてから此処が心霊スポットだとかUFOに関連するとか古墳が埋まってるとか...一時期は話題になったらしいよねぇ...」
「おそらくアットマーク...海外ではアットサインなんて呼ぶメールアドレスなんかに使われる記号.....随分と念入りに彫られているな...」
@のような目印を見やすくする為なのか目印の木の周囲の植物は雑草なども含めて狩り尽くされており
歩いて木の近くを横切るのであれば必ず視線が集中してしまう違和感のある見た目になっていた
「それこそ全ての目印の位置を地図上で繋げたら魔法陣になるとかミステリーサークルの類だとか言われているんだよねぇ...馬鹿な噂を流す奴らのせいで事件の真相が分からなくなるかも知らないのに...」
フタミはウルシビを疑いの目付きで見ながら話す
「ウルシビさんでしたよね?アナタはなんで捜索隊に加わったんですか!?僕は事件を解決したいという推理への探究心からです!!」
「似たようなもんだね...警察も動いてるみたいで面白そうだったからねぇ?増え続ける@の目印も小説のネタになると思って捜索に加わってんだよねぇ...
捜索隊の連中の中で身内が行方不明になったのは乃村と車広だけだ...アイツらは自分の身内が攫われてから必死になって探しているが...
俺や炎藤やキミは所詮は面白がった末の野次馬根性で手伝ってるだけってことだよねぇ?」
「違います!!フタミは事件を解決したいし面白がっている訳でも.....有りません!!名探偵が下衆な発想をすることなんて有り得ませんから!!」
漆日は鼻で笑いながら赤星雲の方に「この探偵崩れは本当にイカれてるよな?」と言わんばかりに同意を求める視線を送った
二見鏡狐は馬鹿にされているような雰囲気を感じると手を前に組んでモジモジと自信の無い風にすると下の枯葉を見ながら話す
「ですが...確かに今回の事件は突飛でいて気になる所が多いんです...そもそも山で大勢の人が行方不明になっているなんて話は有り触れてますよね?」
「まぁ...それは確かに...」漆日は答える
「一部の警察関係者からのオフレコらしいんですけど...行方不明者の物と見られる衣服が幾つも見つけられているみたいで犯人のDNAや指紋などが検出されなかったらしいです...ひょっとしたら連続殺人鬼が居るのかもしれないです!!
その名も...切り裂き山ジャック!!」
二見が堂々と探偵っぽくポーズを決めると漆日楼は氷点下まで冷めた口調で言葉を吐き捨てる
「なんかださいね」
「親をシバキますよ漆日さん」
「先に親をシバくのやめろ」
赤星雲統は目印に近づいて@のような正体不明のソレを見ながら周囲に付けられていたドロリとした緑色のペースト状の物体を指で取りながら嗅ぐ
「酸っぱい匂い...
「ねぇ...アカグモさんは?事件についての推理」
「そうだな...推理小説じみた複雑な物語は頭に浮かばないな...これがゲームじゃなければ単純に山で怪我して遭難したって考えるのが普通だろうな
木に癒合剤が塗ってあった...塗ると樹木につけられた傷の部分を樹木本来の再生能力で治す...人間でいう所の塗り薬だな...@目印を消すための物だろう」
「確かにこの目印って遭難しないためにつけられた物かと思いましたけど...そこら中にあるから却って自分が山の何処にいるか分からなくなります!!」
その時、茂みが揺れて近くの山道を何者かがけたたましく走り抜ける音がした乃村も異常に気づいたのか炎藤と車広と共に此方に走ってくる
「赤星雲くん...今の足音の主の姿を見たかい?」
「いや...俺達も足音に気づいてから見上げたが山は想像以上に入り組んでいるな...此処は小さな崖なんかで下を見下ろせるんだよな?」
「そうだけど...」「先回りしている何者かが居る」
急に周囲の彩度が低くなり嗄れたような鴉の鳴き声が聞こえてくると木々の葉は風に撫でられて怪しく揺れ始める
あれだけ事件について興味深そうに話していた漆日は恐怖からか森の奥からの視線を感じて振り向いては怯えて目を逸らして動揺している
捜索隊の間に流れる空気が乾いたような気がした
音楽性のあるマッシュヘアの炎藤はフーセンガムを噛みながらも周囲を虫眼鏡で警戒するフタミを見て余裕そうに呟く
「あーも...どうせ...野生動物だって...警戒しすぎ」
「野生動物なら大声で威嚇しないと!!熊だったら大人数で行動していたとしても警戒をした方が良いですね!!でも...バスカヴィル家の犬みたいにはならないで下さいね!!」
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