Navirth(ナヴァース)ー航路に生まれる
卦位(けい)
第1話 出港
潮の匂いが、雅人の鼻腔を満たした。
四月の横浜港。大桟橋の国際客船ターミナルには、霧雨が静かに降り注いでいた。アスファルトが濡れて黒く光り、停泊する「オーシャン・セレニティ号」の白い船体をぼんやりと滲ませている。
雅人は傘を差しながら、その巨体を見上げた。全長二百五十メートル。十二階建てのビルを横倒しにしたような存在感。タラップの前で足を止め、冷たい空気を肺に吸い込む。四月というのに、海風は冬の名残を含んでいた。
「そろそろ、乗りましょうか」
真帆の声が、背後から聞こえた。
振り返ると、妻は傘の下で雅人を見つめていた。三十二歳。出会った頃より少し頬がこけて、目の下に薄い隈がある。雅人がそうさせたのだと分かっていた。
「ああ」
雅人は短く答え、タラップに足をかけた。金属の段が靴底を通して冷たく、一歩ごとに鈍い音が響く。
このクルーズは、会社の福利厚生で当選したものだった。「子供のいない夫婦限定・特別モニター枠」。応募したのは真帆だ。雅人は乗り気ではなかったが、真帆の目を見て断れなかった。
——最後のチャンスだと思うの。
真帆はそう言った。何が「最後」なのか、雅人には痛いほど分かっていた。
二人の関係。夫婦としての絆。それが完全に断ち切れる前に、何かを取り戻したい。環境を変えれば、何かが変わるかもしれない。そんな藁にもすがる思いで、この船に乗り込もうとしている。
だが、雅人の胸の奥には、別の感情が渦巻いていた。恐怖だ。二ヶ月間、真帆と向き合い続けることへの恐怖。そして——自分自身と向き合うことへの恐怖。
船内に足を踏み入れた瞬間、世界が変わった。
エントランスホールは、港の寒さとは別の空気で満たされていた。温かく、ほのかに甘い香りがする。バニラか、それとも高級な香水か。シャンデリアの光が大理石の床に反射し、どこを見ても金色と白の煌めきがあった。雅人の濡れた靴が、磨き上げられた床に薄い足跡を残す。
「すごいね」
真帆が呟いた。天井の吹き抜けを見上げている。その声には、久しぶりに感情のようなものがあった。だが雅人は、同じ感動を返すことができなかった。喉の奥で言葉が詰まり、出てくるのは素っ気ない返事だけだ。
「ああ」
半年前なら違った。二人でこの光景に興奮し、スマートフォンで写真を撮り合い、船内の探索に繰り出していただろう。
だが今は、真帆の横顔を見るたびに、あの夜の会話が蘇る。
——私、やっぱり子供が欲しい。
その一言が、二人の間に見えない壁を築いた。
雅人にとって、子供を持つということは、単なるライフイベントではなかった。それは、自分が最も恐れているものと向き合うことを意味していた。
父のようになることだ。
雅人の父は、暴力的な男だった。
酒を飲むと人が変わった。怒鳴り、物を投げ、母を殴った。幼い雅人の前で。そして時々、雅人にも手を上げた。理由は些細なことだった。食器の並べ方が気に入らない。テレビの音がうるさい。何もなくても、虫の居所が悪ければ拳が飛んできた。
父が家を出たのは、雅人が七歳の時だ。
母は一人で雅人を育て上げた。朝から晩まで働き、疲れた顔で帰ってきても、雅人には笑顔を見せた。その母に、雅人は今も週に一度は電話をかけ、月に二度は実家に顔を出す。周囲からは親孝行と言われるが、本当の理由は違う。
母を守れなかった自分への贖罪だ。
そして——父と同じ血が自分にも流れているという恐怖からの逃避だ。
雅人は知っていた。自分の中にも、父と同じ暗い衝動があることを。苛立ちが頂点に達した時、拳を握りしめる自分を。怒りで視界が赤く染まる瞬間を。それを必死で押さえ込んできた。真帆の前で、その獣を解き放つわけにはいかない。
だから、触れない。
触れれば、何かが溢れ出そうで怖い。愛情なのか、暴力なのか、自分でも分からない衝動が。
真帆が子供を欲しがるのは自然なことだ。三十二歳。タイムリミットが近づいている。だが雅人にとって、子供を作るということは、真帆の身体に踏み込むということだ。自分の中の獣を解き放つということだ。そして——父親になるということだ。
あの男と同じ存在になることだ。
それだけは、絶対に嫌だった。
「VIPエリアはこちらです」
白い制服のスタッフが、丁寧な物腰で案内を始めた。雅人は考えを中断し、その後に続いた。
ふと、視界の端に何かが映った。
タラップの反対側——一般客とは別の、小さな乗船口。そこに、一台の車椅子があった。
車椅子には、白髪の老人が座っていた。距離があって顔ははっきり見えない。痩せた身体、白いスーツ。だが、その老人を押している女性の姿が、妙に目に焼き付いた。三十代だろうか。黒いワンピースに身を包んだ、すらりとした体躯。長い黒髪が背中で揺れている。
女性が振り返った。
一瞬——目が合った気がした。
その目は、妙に冷たかった。いや、冷たいのではない。何かを見定めようとしている目だ。雅人を、値踏みするような。
だが、それは一瞬のことで、女性はすぐに老人に何か話しかけながら、ゆっくりと船内に消えていった。
「倉橋様?」
スタッフの声で我に返った。真帆はすでに先を歩いている。雅人は小さく首を振り、スタッフの後を追った。
気のせいだ。初めての船旅で、神経質になっているだけだ。
一般の乗客たちとは別のエレベーターに乗り、最上階へと向かう。
VIPエリアは、船の前方に位置する独立したセクションだった。専用のラウンジ、専用のダイニング、専用のプールデッキ。一般エリアとは完全に切り離された、もう一つの世界。廊下にはクラシック音楽が低く流れ、調度品はどれも本物のアンティークに見えた。
「倉橋様のお部屋は、スイート・オーシャンビューでございます」
案内された部屋は、雅人の想像を超えていた。
リビング、ベッドルーム、バスルーム。窓は天井近くまであり、横浜の港が一望できる。ソファは深いワインレッドの革張りで、触れると柔らかく沈み込んだ。空気は清潔で、かすかにシダーウッドの香りがした。
これで一人十万円。二ヶ月で二十万円。通常のクルーズ料金の十分の一以下だ。
何かがおかしい。
雅人は窓辺に立ち、港を見下ろした。霧雨の向こうで、フォークリフトが行き交い、作業員たちが荷物を運んでいる。現実の世界がそこにある。だが、この船の中は——どこか、現実から切り離された場所のように感じられた。
「シャワー浴びてくる」
真帆の声がした。振り返ると、彼女はすでにバスルームに向かって歩いていた。その背中が、妙に遠く見えた。
「ああ」
バスルームのドアが閉まり、やがてシャワーの音が聞こえてきた。
雅人はソファに腰を下ろし、スマートフォンを取り出した。母親にメッセージを送る。
『無事に乗船しました。二ヶ月間、連絡が取りづらくなるかもしれません』
送信してから、雅人は自嘲した。三十四にもなって、旅行に出るたびに母親に報告している。真帆はそれを知っている。知っていて、何も言わない。かつては「お母さん思いなんだね」と微笑んでくれたのに。今は、その沈黙が、時に責め苦のように感じられる。
シャワーの音が、壁越しに響いていた。
雅人は荷解きを始めた。スーツケースを開け、クローゼットに服を移していく。ハンガーに掛け、引き出しに畳んで入れる。その単純作業が、今の雅人には救いだった。何かをしている間は、考えなくて済む。
十五分ほどして、真帆がバスルームから出てきた。
白いバスローブに身を包み、濡れた髪をタオルで拭いている。バスルームから流れ出た湯気が、彼女の輪郭を柔らかく滲ませていた。その姿は、五年前と変わらない。いや、少し痩せたかもしれない。鎖骨が以前より目立つ。
雅人は思わず目を逸らした。
結婚して五年。真帆の身体は、雅人にとって最も親しいものであるはずだった。だが今は、その親しさが恐怖になる。触れれば、身体が反応する。身体が反応すれば、その先へ進むことを求められる。そして、その先には——子供の話がある。
違う。本当の理由はそれだけじゃない。
触れることで、自分の中の何かが目覚めるのが怖いのだ。
真帆を抱きたいという欲望は、確かにある。だが、その欲望の奥に、もっと暗いものが潜んでいる気がする。征服したい。支配したい。自分のものにしたい。そんな衝動を、雅人は感じることがある。それが愛なのか、それとも父親から受け継いだ暴力性なのか、区別がつかない。
だから触れない。触れないことで、自分を守り、真帆を守っている——つもりだった。
だが、それが真帆を傷つけていることも分かっていた。
「今夜、ウェルカムパーティーがあるって」
真帆がパンフレットを手に取りながら言った。その声は事務的で、感情が読み取れない。
「VIPエリアの乗客だけの、特別なパーティーらしいよ」
「そうか」
「行く?」
「ああ、行こう」
会話が続かない。以前は、こんなことはなかった。出会った頃、二人は夜通し語り合った。仕事のこと、将来のこと、くだらない冗談、真剣な議論。言葉が尽きることなどなかった。
それが今では、必要最低限の情報交換だけで一日が過ぎていく。
二人の間に横たわる沈黙が、シャワー後の湿った空気の中で、重く、冷たく広がっていった。
---
午後六時。
二人はVIP専用のダイニングホールに足を踏み入れた。
琥珀色の照明が空間を包み、どこかでピアノの生演奏が流れていた。ショパンの夜想曲。壁際には氷の彫刻が置かれ、その中で海老やキャビアが光っている。シャンパンの泡が立ち上る音が、あちこちから聞こえた。
すでに二十人ほどの乗客が集まっていた。年齢層は様々だが、どの顔にも余裕と洗練が滲んでいる。男性はタキシードやダークスーツ、女性はイブニングドレス。雅人は自分の普段着に近いジャケットが場違いに感じられた。
「倉橋さん?」
声をかけてきたのは、若い男だった。二十代半ばだろうか。日焼けした肌に、がっしりとした体格。大きな手で持つシャンパングラスが、やけに小さく見える。
「俺、高木翔太っす。こっちは嫁の美咲」
翔太の隣には、同じく二十代の女性が立っていた。美咲と呼ばれたその女性は、翔太とは対照的に、小柄で控えめな雰囲気。だが、翔太を見上げる目には、静かな強さがあった。
「初めまして、美咲です」
美咲が軽く頭を下げる。
「こちらこそ」
真帆が笑顔で応じた。雅人には分かる。あれは、真帆の「仕事用」の笑顔だ。金融系の会社で働く真帆は、こうした社交的な場面に慣れている。だが、その笑顔が本物でないことも、雅人には分かる。
「俺たち、新婚旅行なんすよ」
翔太が屈託なく笑った。グラスの中のシャンパンが揺れる。
「去年結婚したんすけど、仕事忙しくて延び延びになってて。やっと休み取れたんで、思い切って申し込んだんす」
「二ヶ月のクルーズが新婚旅行か。豪勢だな」
雅人が言うと、翔太は照れたように頭を掻いた。
「いやあ、普通なら絶対無理っすよ。でも、この値段ならって。なんか怪しいっすよね、正直」
「翔太」
美咲がたしなめるように言った。
「あ、すんません。余計なこと言って」
「いや、俺も同じことを思ってた」
雅人は正直に答えた。翔太の素直さが、どこか心地よかった。こういう真っ直ぐな人間と話すのは久しぶりだ。会社では、誰もが建前と本音を使い分けている。
「倉橋さんたちは、どういう?」
「……リフレッシュ、かな」
雅人は曖昧に答えた。本当のことは言えない。夫婦の問題を話し合うために、二ヶ月の船旅に出たなどと。
「へえ、いいっすね。俺たちも、日常から離れてゆっくりしたいっす」
翔太は純粋にそう言った。美咲が横でそっと微笑む。二人の間には、雅人と真帆が失いかけているものが、まだ確かに存在していた。その距離の近さが、眩しくもあり、痛くもあった。
「やあ、若い人たちが集まってるね」
新たな声がした。振り向くと、四十代と思しき夫婦が立っていた。男性は温厚そうな顔立ちで、白髪交じりの髪をきちんと撫でつけている。女性は穏やかな微笑みを浮かべていたが、その目元には疲れの色があった。
「村上和彦です。こちらは妻の裕美」
「地方から来たんですよ」
裕美が補足した。声は明るいが、どこかに影がある。
「主人は市役所勤めで、私はパートで。こんな豪華なクルーズ、一生に一度だと思って」
「俺たちと同じっすね」
翔太が嬉しそうに言った。
六人は自然と輪になった。雅人は、この三組に共通するものがあることに気づいていた。子供がいない夫婦。募集要項にそう書いてあったから当然だが、改めてその事実を意識すると、奇妙な連帯感のようなものを覚えた。
パーティーが進むにつれ、他の乗客たちの姿も見えてきた。彼らは皆、どこか似た雰囲気を持っていた。洗練されているが、排他的ではない。親しげだが、馴れ馴れしくはない。そして、誰もが雅人たち三組を、特別な目で見ているような気がした。
歓迎の眼差し。だが、それだけではない。何かを期待するような、何かを待ち望むような。
雅人の背筋を、冷たいものが走った。
「皆様、ようこそオーシャン・セレニティ号へ」
マイクを持った男性が壇上に立った。船長だ。白い制服に金のモールが光っている。
「これより二ヶ月間、皆様には最高の時間をお過ごしいただきます。VIPエリアの皆様には、特別なおもてなしをご用意しております。どうぞ、日常を忘れ、この船の上での時間をお楽しみください」
通り一遍の挨拶だった。だが、雅人は会場を見渡しながら、ふと気づいた。乗船時に見かけた、あの車椅子の老人の姿がない。そして、老人を押していた黒いワンピースの女性も。
VIPエリアの乗客ではなかったのだろうか。それとも——
「乾杯しましょう」
和彦の声で、雅人は思考を中断した。考えすぎだ。たまたま見かけた老人のことなど、気にする必要はない。
グラスを持ち上げ、六人で乾杯した。シャンパンの泡が舌の上で弾け、喉を通り抜けていく。冷たく、甘く、微かに苦い。
パーティーは和やかに進んだ。料理は一流だった。前菜のフォアグラ、メインの和牛ステーキ、デザートのクレームブリュレ。どれも舌の上で溶けるように消えていく。ワインも上質で、年代物のブルゴーニュが惜しげもなく注がれた。
だが雅人は、何を食べても味がよく分からなかった。
隣に座る真帆との距離が、物理的には数十センチなのに、何キロも離れているように感じられた。翔太と美咲は新婚らしく寄り添い、和彦と裕美は穏やかに言葉を交わしている。自分たちだけが、どこかぎこちない。
「疲れた?」
真帆が聞いた。小声で、他の人には聞こえないように。
「少し」
「部屋に戻る?」
「ああ」
二人はパーティー会場を後にした。
廊下を歩きながら、雅人は窓の外を見た。横浜の夜景が遠ざかっていく。みなとみらいの観覧車が、ゆっくりと回転している。赤、青、緑の光が、雨に濡れた窓ガラスの向こうで滲んでいた。
出港したのだ。
もう引き返せない。
部屋に戻ると、真帆はすぐにベッドに向かった。ドレスのまま、布団の上に腰を下ろす。
「……疲れたね」
真帆が言った。独り言のような、雅人に向けたような、曖昧な声。
「ああ。長い一日だった」
雅人は窓際に立ち、外を眺めた。港の光が遠ざかっていく。沈黙が流れた。だが、それは敵対的な沈黙ではなかった。ただ、言葉が見つからないだけの沈黙だった。
「先に寝るね」
「ああ。俺はもう少し起きてる」
真帆がベッドに横になる気配がした。雅人は振り返らなかった。振り返れば、何か言わなければならない気がした。でも、何を言えばいいのか分からなかった。
星が見え始めている。東京では見えない星々が、船の上からは見える。
二ヶ月。
この船の上で、自分たちは何を見つけるのだろうか。何を失うのだろうか。
真帆との関係を修復できるのだろうか。それとも、この船旅が終わる頃には——終わってしまうのだろうか。
雅人には分からなかった。分からないまま、船は太平洋へと進んでいく。エンジンの低い振動が、床を通して伝わってきた。
---
深夜。雅人は物音で目を覚ました。
いつの間にか眠っていたらしい。ソファで横になったまま、首が痛い。時計を確認する。午前二時過ぎ。ベッドルームからは、真帆の静かな寝息が聞こえる。
物音はどこから聞こえたのか。雅人は耳を澄ませた。
船のエンジン音。低く、規則的な振動。波が船体を叩く音。そして、微かに——笑い声。
VIPエリアは静まり返っているはずだった。だが、どこかから声が聞こえる。複数の人間の、楽しげな声。男女の入り混じった笑い声。
雅人は身を起こし、窓に近づいた。外は真っ暗だ。星と、海と、それだけ。声は外からではなく、船の内部から聞こえてくる。
下の階からだろうか。それとも——
笑い声に混じって、別の音が聞こえた気がした。女の声。甘く、切なげな声。それが何を意味するのか、雅人には分かったが、考えないようにした。
パーティーの二次会でもやっているのだろう。VIPエリアの乗客たちは、皆それなりに余裕のある人々だ。夜通し騒ぐくらい、珍しくもない。
そう自分に言い聞かせて、雅人はベッドルームに向かった。
真帆は背中を向けて眠っていた。バスローブから着替えた薄いパジャマが、かすかな月明かりの中で白く浮かび上がっている。その肩のラインを見つめながら、雅人はベッドの縁に腰を下ろした。
手を伸ばそうとした。
真帆の肩に触れようとした。
だが、手が止まった。
自分の中で、何かが疼いた。触れたいという衝動。だがそれは、優しさなのか、それとも——。
雅人は手を引っ込め、真帆の隣に横になった。背中を向けて。
明後日には、沖縄だ。観光地を巡り、その土地の食事を楽しむ。普通の夫婦旅行のように振る舞う。そうしているうちに、何かが変わるかもしれない。
雅人はそう願いながら、目を閉じた。
だが、眠りに落ちる直前、あの笑い声がまた聞こえた気がした。それは陽気な笑い声のはずなのに、どこか狂気を含んでいるようで、耳の奥に残り続けた。
船は、夜の海を進んでいく。
目的地に向かって。そして、雅人たちがまだ知らない場所へ向かって。
---
**第1話 終**
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