第2話『登校中の悲劇』
普通の中学三年生Aは通学中、交差点を渡っている一人のロリを見つけた。
Aがニヤニヤしながら、そのロリを凝視しているとAの耳に車のブウゥゥんという走行音が聞こえてきた。
そしてAは気づいた。
前からとてつもない勢いを持った車が近づいてきていると。
それは俗に言う暴走車だろう。
車の中の運転手は居眠りをしており、この車が止まることはないように思える。
そして、あろうことかその暴走車はAが見つめていたロリの方向へと進んでいた。
それを理解した瞬間Aは走り出し、ロリを突き飛ばしていた。
きゃっ、というロリの声を聞きながらAはロリを車の進行方向から逸らせられて安堵した。
しかし、Aはロリを突き飛ばすことを優先したために交差点に取り残されてしまった。
それでも暴走車は勢いを止めず速度を上げAへと近づいていき、
―――――ドゴっっっっっ!!!
Aは暴走車に突き飛ばされ、平和な登校時間に似合わない鈍い音が交差点に響いた。
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