第99話

ただ

どうやら

彼には大切な

用事があったようだ。


彼は誰かに

俺と食事に行く前に


ゴメン!


急用ができたから

また今度にしてくれ!

スマホで話していた。


俺は急用という

言葉に笑えてきた。


たかが

女の子との食事であり

いつでも行けるだろう。


しかし

彼にとっては

どんな用事よりも

俺を優先したんだろう。


後で聞くと

彼は一度でいいから

以前から俺と2人で

食事したかったようだ。


そのチャンスが

やってきたのだから

逃すわけにはいかないと

彼は思ったんだろう。


というわけで

俺は彼とジムを出て

食事に出掛けることにした。


ただ

まだ学生ゆえに

手持ちが少なくて

ファミレスになった。


その時は

奢ってもいいと

俺は考えていた。


彼は大学4年で

高3に相当する

当時の俺よりも

四つも年上であった。

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