第100話

しかし

少ないながら

事務所から毎月

俺は固定給を貰っている。


彼もバイトを

やっているようだが

俺の方が稼ぎは多いはず。


それでも

ファミレスでの

食事代は彼には

払わせてもらえなかった。


こういう場合は

男のプライドを尊重して

素直にご馳走になること。


そんなことも

女性適応教室での

男性との接し方で

俺は学んでいたんだ。


やっぱり

男の中には

女に奢ってもらうとか

割り勘に抵抗ある人もいる。


その日の俺は

ジムに行く前から

ロストバージンの

心の準備は出来ていた。


曜日や時間的に

彼がジムに来ることも

俺にはわかっていたからだ。


生理前であり

妊娠の確率は低いものの

男性のために避妊具まで

俺は持参していた。


薄さ0.01ミリの

有名な避妊具である。


やなり

妊娠というのは

モデルのキャリアに

大きなマイナスになる。




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