第60話
当時の俺には
男は恋愛対象でも
性的対象でもなかった。
自分が将来
同性愛者になるのか?
異性愛者になるのか?
どちらにも
性的興味を持たない
アセクシャルという
無性愛者となるのか?
当時の俺には
全くわからなかった。
ちなみに
俺は女性適応教室を
終える少し前に
整形手術を受けた。
ただ
俺の希望でなく
母の強い勧めだった。
整形すれば
万が一にも
昔の悪仲間に会っても
気づかれる確率は低くなる。
もちろん
整形しなくても
気づかれなかったはず。
なにしろ
悪仲間が探している
篠田克典は男である。
今は女性となった
篠田瑠美菜である
俺に遭遇したとしても
きっと気づかない。
とはいえ
メイクで変わるとはいえ
当時の俺の顔には少し
男時代の面影が残っていた。
なので
整形によって
その面影も消したいと
母は考えたようだ。
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