何もしないと決めた日

クライングフリーマン

何もしないと決めた日

 ============= ノンフィクションです =============

 随分久しぶりのことだった。

 秋に「咳」が、なかなか泊まらず難儀して、咳止めの薬はあまり効かなかった。

 2025年9月のことだった。

 耳鼻科で薬を貰おうかと思ったが、翌々日が内科・外科の診察日だった。

 市販ではない、医家向けの咳止めも効かなかった。

 再度、内科・外科で処方して貰ったのが、アレルギー性ぜんそくの薬だった。

 3回目の処方でやっと効いた。


 12月27日。

 そんなことがあったから、最悪のケースを思い浮かべてしまった。

 昼食後、昼寝をした後、気分が悪くなり、頭もキーンという音が鳴っていた。

 通常、目が覚めてから、このキーンは収まるのだが、変だ。

 よく考えると、昼寝する時、温風機もエアコンもあんかも作動させていなかった。

 極端な言い方をすれば、外で眠っていたに等しい。

 着替えて、寝直した。夕食時間に起き、トイレに行った後、熱を計ったら、36.7℃だった。

 微熱か。寝直した時に飲んだ葛根湯が効くかどうか待つしかあるまい。

 早めの夕食を取り、寝た。

 午後6時だった。

 トイレに起き、インターフォンのランプが点いているので確認すると、新聞の遊金人のオバサンが来ていたようだ。

 ごめんね。普段なら、絶対起きている時間なのに。

 午後11時過ぎ。再度体温を測ると、36.4℃だった。

 下がった。

 下着を替え、普段のルーチンをしてから、寝た。

 翌日。12月28日。午前5時半。

 血圧も体温も正常だった。

 良かった。

 独居は、病人と看病人の2役をしなければならない。改めて思う。

 母の介護施設生活や入院生活の時、大きな風邪は引かなかった。

 緊張感である。

 母が逝ってからも暫くは、規則正しい生活が続いた。

 今は、言ってみれば自堕落な生活だ。

 風邪にも下痢にも怯え割ける必要は無くなった。

 死ぬまでのカウントダウンが続いている。

 その間に、可能なことをやるだけだ。

 不要なことは省く。

 正月の準備もなるべく簡素にする。

 だが、体を守る事は簡素にはしにくい。

 ライフラインとの『綱引き』は難しい。

 やれるだけのことをやる。

 耳がおかしくても、目がかすんでも、なるべく文章を書いている。

 あの世には持って行けないが、読む人がいることを期待して。

 当日、サイトには、送れない投稿があることを報せておいてから、何もせず寝た。

 やはり、寝るのが一番の風邪対処法だ。無論、風邪薬やバイタルチェックは必須だ。

 なるべく、省ける作業を省くことが大事だということだ。

 思えば、長い一日だった。半日寝床にいただけだが。


 ―完―


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