第3話 てっつい
ロボットを動かすのには操縦者、即ちパイロットが必要である。
ロボットを整備するのには、メンテ係、即ちメカニックが必要である。
パイロット養成学校とメカニック養成学校が乱立した。国立の物、私立の物、入学金だけが高く粗末な授業を行う物。暇を持て余して居た人々はこぞってパイロットとメカニックを目指した。
勿論、自然環境を破壊して、それぞれの養成学校を建立したのである。
数年が経過し、世界中で冷戦が充満していた。戦争が起こったこともなく、これまで矛と盾で勝負が始まったことも無い。
複数の国の最高司令官が、明日宣戦布告を行う予定となっている。そうなればロボットを駆使してでの戦争が始まる。
この様子を静観していた存在が居る。この惑星を管理している精神生命体である。便宜上管理者と呼ぶ。
管理者は大きく溜め息を吐き、悲しげに呟いた。
「愚か者たちにてっついを」
各国の航空宇宙局のコンピューターが巨大な警告音を響かせた。
・過去最大級の警告
・この惑星の質量の十分の一程が物体が接近中
・七十二時間後に、この惑星に落下衝突が確定
・落下地点は北緯○○度、東経××度の陸地
・大きさは小国に匹敵
・材質は99%が鉄と思われる金属で、残りの1%は不明
・形状は矛
管理者が、超超超超超巨大な鉄製の矛(衛星サイズ)を投射したのである。
この情報は、隠蔽不可能だと判断され、十分後には全人類の知る事となった。
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