第9話、魔法使いは憂鬱

魔法使いとダークエルフと聖女伝説(エルフの国)


魔法使いは憂鬱(9)   

   


エルフの国へ



此処のところ雨ばっかり、気持ちも憂鬱に

なる、今日は彼女の美幸とデートだ、、

拓実がついてないのか、雨が降っている


映画でも見ようかと思ったけど、あまり

好きじゃない、遊園地、、この世界の魔法の国、雨だし、それに本物の魔法の国に行っているし、やっぱり、博物館かな拓実は思った


「又、多摩美に怒られそうだが」

「俺って二面性があるのかな、最近、魔法の国に行くと、少し性格が変わった気がする

そう思うのは、俺だけかな」

「さてとデートに出掛けるか」

「美幸と博物館で待ち合わせと、、、」


美幸はもう博物館の前で待っていた

「あっ、美幸、もう来ていたのか」

「私も、、いま来たばかりよ」


最近、美幸はいつもニコニコしている

多分、魔法の国で結構ストレスを発散してるのかな、、危険な事もある、でも大切な仲間もたくさんいる、、、

「拓実さんは、古い物が好きなのね」

「美幸、、つまらないだろう」

「うんん、、一緒にいるだけで、良いのよ」


特にアイラは俺が嫉妬するくらい、仲が良い、、今度はアイラとクララの国に5日後に行くと約束したらしい、たしか昨日ミールに言われたそちらの世界の今度の日曜日、、


「えっ、明日じゃないか、忘れてた」

「ごめんね、、、私ばかり楽しんで」

拓実は美幸と夕食を済ませ美幸を家まで送った、、、


拓実は付き添いで魔法の国に行く予定だ、、

「確かウオーカにウィザード王国の森の魔物

討伐に付き合ってくれと言われた、、」

「カズトと多摩美も一緒に、、、」


日曜日の朝、、全員、拓実の部屋に集合した

ウオーカが迎えに行くと言っていた、、、


拓実の部屋がいつもの様に霧で白くなり、、

静電気が弾けるようにパチパチと音がした、

でもこのパチパチと弾ける音がなぜか、何処かで聞いたリズムだ、、、、、、


するとウオーカが何処かで見た事のある、、ネズミの様な格好で現れた

それに変化の魔法で楽団まで付けて、ライトアップもしてるじゃないか、、

「お前、それはいけないぞ」

拓実はそこにあったうちわで吹き飛ばした

「お前、使用許可を取っているのか、、訴えられるぞ」


「拓実、何をする、ワシはテレビで見た事を

まねしただけだぞ」

「多摩美に受けると、思って、お前のせいで

台無しじゃ、、、、かわいかったのに」

多摩美は満面の笑みで笑っていた、、、

「ウオーカさん、うける、、、かわいいし」

ウオーカの機嫌は治った、、、

「さてと、お遊びは終わりだ」

「ネズミの格好で言うな」


「異世界転移魔法、、、」


「それではウィザード王国に行くぞ」

拓実達はウィザード王国の門に現れた、、

門番が「拓実様、ご苦労様です」とあいさつをした、、、

「たまに、俺達はこちらの世界の人間じゃないかと思うときもある、、、」

「まずは王宮に向かうぞ、、、」

ウオーカは歩きだした、、、





アイラと再会




王宮に着くと、王様とミールがいた

「あれマリンとシンはいないの」

「タマミ、シンは今、サファイア王国に行っているわ」

「来週には戻るわ」

「マリン、そんなにシンは頻繁にウィザード王国にいて良いの」

「だってシンは第2王子だから」

「えっ、お兄さんがいたのね、、、」

「そうよタマミ、、サファイア王国、支配下の領土にあるお城に妃様と住んでいるわ」

「いずれはシンのお兄様がサファイア王国を継ぐはずよ、、、」


「マリン、するとシンはどうするのか」

「もちろんウィザード王国の王様になるのよ、、、」

拓実は驚いた、、、

「シンが次のウィザード王国王様なのか」


ミールが美幸の近くに来て、、、

「美幸さん、アイラ王女と会う約束でしょう、空間魔法でお話しをしたら」

「あっ、、ミールさん、、、はい、、」

「拓実さんは、美幸さんを送って行って下さいね」

「拓実さん帰って来たら、明日は魔物の討伐ですよ」


マリンは小さな声で多摩美に言った

「何か時々、ミールって、お母さんみたいだね、、タマミ、、、」

「マリン、そうね、私のお母さんも、あんな風に話すわ、、、」


美幸は空間魔法でアイラの魔力波動を探した

「あの~、、アイラ聞こえる」

「ミユキなの、待っていたよ」

「これから行くわ、大丈夫」

「ええ、待っているわ」


拓実が、美幸、いいかと手をつないだ

「瞬間移動魔法、、、」

「拓実、積極的、、私も誰かとあんなことしたい、ラブラブ、じゃん、、、」


拓実と美幸はスプラッシュ王国の門の近くに着いたスプラッシュ王国入り口にはもう

アイラが待っていた、、


拓実達は王宮に通された、王様、后様にも歓迎された、、

「帝都クラウドでもアイラがお世話になったのね」

とお礼を言った、、、


「美幸、、今日は一晩寝て明日クララの国に

行く予定なの、クララの国は近くだから

馬車で5時間位で行けるわ」


拓実はアイラに美幸を宜しくと言って

瞬間移動魔法でウィザード王国に戻った

「ミユキ、タクミさんと離れて寂しくないの、、大丈夫なの、、、」

「うん、大丈夫、アイラがいるもの」

2人は夜遅くまで、話した、、、





クララと聖女伝説、、、



次の日、朝早くに、アイラと美幸は馬車で

クララの国(エルフ国)に向かった

馬車はお昼前にはエルフ王国に着いた


エルフの国は緑溢れる豊かな国だ、、、

平和そのもので、王都に入るのにも、門番も

いない、

「ミユキ、クララが言っていたけど、エルフの国はのんびりした穏やかな国だって」


門の近くにはクララが待っていた

「アイラ、ミユキ、待っていたよ」

「実は、お友だちが来るの初めてなのよ」

「帝都の魔法学院にはたくさんいたのに」

「この国は帝国クラウドから遠いでしょう」

「それで、お母様が紹介してって言われたの

私のお母様に会ってくれる」

「この国の女王なのよ、、、、少し気むずかしいけど」


クララは小さなお城に案内した、、

そこには女王様が待っていた、

アイラと美幸は女王様にあいさつをした


「クララのお友達ね、私はメリダ、この国の女王です、よしくね、、、」

すると、女王様が美幸を見て、驚いた

「あなたのその、魔力波動は、、、私のお婆様の魔力波動と少し似てるわ、、、どうして」


「考えられない、、、お婆様は、、この国で

初めて現れた聖女様、と言われた魔法使いなのよ、、、もう2度と現れないと言われた

聖女様、なのよ」


「やっぱり、私もおお婆様の事は聞いた事があるわ、、でも昔話と思っていたわ」

「聖なる魔法書に色んな魔法が書いてあるそうよ、でも、誰も使えない、だって、見えないのよ、、、」

「それは聖なる魔法だからなの、ミユキだったら使えるかも」

「後で試して見ようよ、聖女伝説を」

「アイラさん、ミユキさん、クララが初めて連れて来た友達だわ、仲良くしてね」

優しく微笑んだ、


「クララお母さん、、全然、優しいじゃない、、」

「ミユキのおかげね、、、」


クララは自分の部屋に2人を案内した、、

「美幸、これ見える」

クララはミユキに古い書物を見せた、、

「私は見えないの、、おお婆さまが書いた物だと言うけど」

アイラも見たが何も見えない、、

美幸が見ると、それは見えた、、、

「あれ、これも、私達の世界の言葉に見える、、、読めるわ」


「本当に見えるの、、やっぱりそうなんだ」

「美幸、、読んで、、」

「聖なる魔法の呪文が書いてあるわ、、待って、、クララ、最後に聖なる魔法が使える魔道具がエルフの国の南の湖の神殿に封印していますと書かれているわ」


アイラは目を輝かせて興味を持った

「これこそ聖女伝説だわ、ねえ、クララ」

「でも、アイラ、神殿なんて無いわよ、、」




聖女の古文書(本当の聖女)




次の日3人はエルフの国の南の湖に来ていた

「此処よね、ミユキ、聖なる魔法書に書いてあった湖って、、神殿なんて見えないわ」


クララはもう一度、美幸に書物を渡して

「ミユキ、何か手がかり無いの」

「聖女の祈りと書いてあるわ」

「ミユキ、、祈ってみてよ、お願い」

美幸は手を胸に当て祈った、、、

「神殿よ、現れてください」


するとどこからか凄い音が聞こえた、、、

湖の水が失くなり、湖に神殿が現れた

「ねえ、クララちょっと不気味ね」

「怖いけど、中に入るわよアイラ、」

「例の魔道具を見つけて、聖女伝説の謎を解くのよ」


神殿はかなり大きい、入り口に入ると中は

真っ暗だ、、、

美幸は聖なる光の魔法を念じた、、、

神殿の全てが外の様に明るくなった、、

「ミユキの魔法は範囲が広いわ、魔力大丈夫なの、、、」

「ええ、、このぐらいでは無くならないわよ、、、」


「エルフの国にこんな神殿があるなんて今まで知らなかったわ」

「それにしてもこれ作ったのおお婆様よね、どれだけの魔力なの、、付くずく聖女様、って凄いわ」


しばらく神殿を進むと、、、

美幸達は神殿の奥の部屋に着いた、、、


「何かこの部屋凄く魔力を感じるわ」

部屋の棚に古文書が、、、

美幸が見るとどうもクララのおお婆様の

古文書みたいだ、中の内容を見た、

美幸は驚いた、、、


「美幸、どうしたの、、何が書いてあるの」

「クララ、あなたのおお婆様の、お母様は異世界人みたいよ、異世界からこのエルフの国に来てエルフの国の王子様、と恋に落ちて結婚したのよ」

「そのお母様、こそ聖女様、なのよ」

「そのお母様、が娘も聖なる魔法が使える様に、聖なる魔道具を魔石を使って、造形魔法で作ったみたいよ」


「すると、クララにも異世界人の血が流れているの」

「そう言うことね」

「じゃ、この古文書はおお婆様の日記なのね」

「古文書も聖なる魔法書も私には見えないわ」

「クララ、魔道具を付ければ見えるのよ」

「そうしたら、聖なる魔法書の聖なる魔法が使えるかも、、、」

「クララも聖女の血が流れているんだから」

「魔道具はどこにあるのかしら」




狙われた魔道具



「美幸、その古文書に魔道具の手がかり、は記載されていないの」

「ちょっと待って、、ええと、あったわ」

美幸は古文書を見た、、、


「この部屋に何か仕掛けがあるみたい、輝きが導くと書いてあるわ」

「美幸、それだけじゃ何を意味するのか分からないわ」


「後、闇の封印に触るなと書いてあるわ」「何だか怖いわ、その謎、、」

「この部屋の輝く物といったら、この水晶ぐらいよね」、とアイラは水晶を触った、

すると大きな音をたてて、地下へと続く階段が現れた、、、


美幸達は階段を、降りた、、

地下には大きな空間が広がっていた

「クララ、、、この空間は強い魔力が漂っているわ」

「そうね、何だか息苦しい、怖いわ」

「本当に嫌な空気だわ」


すると、美幸が聖なる魔法を念じた、、

辺りの空気が浄化され暖かな感じになった、アイラとクララはほっとした、

祭壇の様な所にリングの魔道具らしき物が置いてあった、、、


「これ聖なる魔道具なの」

クララが近付くとリングが輝いた、、

「クララ、それ、魔道具みたいね、、、」

クララはリングを腕にはめてみた、、

クララの体が輝いた、、

「何か体が熱いわ、、、魔力が少し上がった感じがするわ」


アイラがおお婆様の聖なる魔法書をクララに渡した、、、

「クララ、何か見えるの、、」

「アイラ、最初の方は私にも聖なる魔法がみえるわ、、、」


すると、アイラが奥にある魔導俱に気ずいた

「ねえ、クララ、奥にもう1つ魔道具らしき物があるわ」

「あれも、おお婆様の魔道具かしら」

クララは吸い寄せられるように、魔道具に近付いた、

美幸が触らないでと言った瞬間、、、

クララは魔道具に触れてしまった


すると、祭壇の後ろの壁から黒い霧のような物が広がり黒いエルフが現れた、、、


「ようやく自由になったぞ、、、」

美幸達は身構えた、、、

「あの女、俺をこんな所に閉じ込めやがって

そこの小娘どもか、俺を自由にしてくれたのは、私はハイドだ、礼をいうぞ、、、」

「おっ、私の魔道具、闇のリングがある」

黒いエルフはリングを腕にはめた、魔力が

戻った、


「あの女に仕返しをしたら、このリングを使って好き放題に暴れてやる」

「そうだ、あの女のリングも奪ってやる」

クララはそっとリングを隠した、

「お前達は私を解放したから今は何もしない、さて久しぶりに暴れてやるか」

黒いエルフは神殿を壊し出ていった





ダークエルフの復活




クララはその場に泣き崩れた、

「私がミユキの言う事を聞かないで魔道具に触ったから」

「クララだけのせいじゃないわ、私が魔道具の事を言ったからだわ」

「あの男が言っていたの、おお婆様の事よね、もういないのに、どれだけの、年数が経ったって事を知らないんだわ」


「とにかく、クララ、女王様に知らせないと」

「そうね、お母様にすごく叱られるわ、、」

「クララのその魔道具のリング、それを

あいつに、奪わられないようにしないと」

美幸達はお城に戻った、、


お城では、不穏な魔力が感じられたと

大騒ぎになっていた

クララは女王様の元に行き正直に今までの事を話した、、


「クララ、、、黒いエルフの事は警戒しなくては、それにしても、湖に神殿があったなんて、、全然知らなかったわ」


「それにお婆様のお母様が異世界人で聖女」

「お婆様はリングのおかげで聖なる魔法が使えたの、色々有りすぎておかしく成りそう」


女王様は、優しくクララに話した

「クララ、怒ってはいないわ、でも、慎重に

行動して欲しかったわ」

「リングは貴方が付けていなさい、貴方を守ってくれるわ」

「お婆様の形見だもの」

「お母様、、本当にごめんなさい」



その頃、黒いエルフ(ハイド)は周りの情景が少し違うと思っていたが、自由になれた

事が嬉しく、後は早くあの女に復讐する事

しか考えていなかった




3人の危機




その頃、美幸達は、また神殿にいた、

「クララそのおお婆様の聖なる魔法書の魔法が発動するかやってみて、、、」

クララは最初に書かれている呪文を唱えた

「聖なる結界魔法、、、」

「アイラどう、、聖なる魔法なの、、」

「前よりも範囲は広いけど、微妙ね、、聖女の魔法かな、、わからないわ」


「前にウオーカさんが言っていたけど

聖なる魔法はその度毎に効果が違うし術者のレベルで大きさや強度も違うそうよ、、

それに、聖なる魔法だと、体の後ろに紋章が現れるわ、、」

「クララ、、紋章は無かったわ、、」


「私のレベルが足らないのね、、、、、

聖女の魔法は使えないのね、、」

「魔力が上がると変わってくるかも、、」

「それにこの聖なる魔法書1~2枚位しか見えないわ」

「それも、、ウオーカさんが言っていたけど、レベルや魔力が足らないと見えないし、見えない呪文は教えられても、発動しないって言っていたわ」


「魔道具だけに頼るなってことね」

「ところでで美幸はどこまで見えるの、、、」

「私は、最後まで見えるわ、、、」

「ずるい~、、いいなミユキは、、、」


その時、激しい揺れとたくさんの、爆発音が

聞こえた、、、

アイラとクララが、、顔を見合わせた「えっ、、爆発、、、何が起きたの」


何か嫌な予感がすると美幸は思った、、


美幸達は神殿の外に出た、、、

すると、お城の方に黒い煙が上がっていた

街の色んな所からも同じ様な煙が、、、


クララの顔色が変わった、、

「お母様大丈夫なの」

「クララ、とにかくお城へ行こう」

美幸達は急いで、お城に向かった


街は逃げ惑う人々で混乱していた

お城に向かう途中もひどい有り様で建物は壊れその近くでは、負傷者を回復魔法使い達が治療をしていた、、、

クララは泣きそうになった、、、

「なんてひどい、、、誰がやったの、、、」

美幸は聖なる回復魔法を念じた、、、

「これで、少し良くなるわ、、、」

「おい、、怪我が治っているぞ、、どうして、、俺達の魔法じゃ、ここまで回復しないぞ、、」

負傷者の急激な回復に、回復魔法使い達は驚いた、、、


お城に着くと、傷ついた、護衛兵が、クララに女王様が大変ですと言った


クララは急いで、お母様の元に向かった

女王の元にいくと、あの黒いエルフがいた

黒いエルフの近くに女王様が倒れていた


お母様、、と叫んで、クララはその場に泣き崩れた、、、

「何だお前達か、、この女の知り合いか、、それにしても、しばらく見ないうちに、弱くなりやがって私が受けた仕打ちは、こんなもんじゃないぞ、、、」


美幸は、あの黒いエルフは、おお婆様と女王様を間違えてるんだわと思った


黒いエルフは、泣き崩れている、クララの腕のリングに気がついた、

「お前、それはこの女のリングだな」


黒いエルフはクララの腕からリングを奪った

「これは、私がもらっておく」

「さてと、もうこの女には用がない、消してしまうか」

黒いエルフの魔力に押されてアイラは何も出来ない、、、


美幸が聖なる気の魔法を念じた、、

黒いエルフの時間が一瞬止まった、

女王様を回復させるとクララの前に移動した、、、

「クララ、女王様を連れて逃げて、、、」

「アイラ、貴方も、私が時間を稼ぐから、もうすぐ、あいつの拘束が解けるわ、早く、」

3人は部屋から逃げた


黒いエルフの時間が動くと、、、

「あの女何処に逃げた、お前が逃がしたのか、、、まあいい、私から逃げる事は出来ない、、」

「さてと、、、お前から消してやる」




拓実の怒り、、、



「私は、まだ攻撃魔法は覚えていないわ、、、どうすればいいの、、、」

美幸はとりあえず聖なる防御魔法を念じた、、、

黒いエルフは霧の幻影魔法を唱えた

美幸の周りに嫌な魔力の霧が広がった

美幸は、まずいと思い結界の魔法を念じたが遅かった、


頭の中が気が狂いそうにぐらいダメージを受け、気を失いそうになった


「結界か、、しぶといな、お前が気を失えばこの結界は消える、そうしたら闇のリングの力で消滅させてやる、、、」

「拓実さん、助けて、、、」

美幸は空間魔法で気を失う前に拓実に助けを求めた、、、


その声は拓実に届いた、、、

拓実はウオーカに事情を話し、すぐさま、美幸の魔力波動を追って、瞬間移動した、、


拓実はエルフの国のお城、美幸の前に現れた

倒れている美幸を見て、いつも冷静な拓実が怒り狂った、、、、


「お前が、、美幸をこんな目にあわしたのか、、、」

「何だ、、お前、この女の知り合いか、」


拓実の魔力は異常に上がった、、大地が揺れて、周りの空気が、ピリピリと音をたてた、拓実の体が燃える様に熱くなった、、少し落ち着きを取り戻すと、、、


拓実は聖なる女神の召還魔法を念じた

黒いエルフの時間が一瞬止まった、、、、、聖なる女神は美幸に回復魔法を唱えた、、、


美幸は拓実を見てほっとしたのか気を失った

拓実は、無限の結界で美幸をおおった、

「これで美幸には、手が出せないだろう」


「お前は何者だ、、面白い魔法を使うな、」

「お前は、、、まあいい、美幸にしたことを後悔させてやる」


黒いエルフは此処じゃ狭いと城を壊して

外に飛んだ、、、

拓実も美幸、待っててくれと浮遊の魔法で飛び立った、、

「本当に、、見たことがない魔力波動だな

面白い、ずっと封印されていたんだ、少しは遊ばしてくれよ」

黒いエルフは霧の幻影魔法を唱えた、、


拓実はすぐさま、妖精女王ランを召喚した、柔らかい光はエルフの国全体を包んだ、、

黒いエルフは私の魔法が効かない、、

「お前は本当に何者だ」


「もういい、お前は又元の場所に封印してやる」

拓実は神獸、朱雀の召喚魔法を念じた、、、


空に光の渦が広がり、、、異空間があらわれた、、、異空間から朱雀が現れた

朱雀は拓実の元に来ると人型に変化をした


「ほう、白虎が言っていた、新しいご主人様はあなたですな、、本当に面白い魔力波動だ、えっ、魔力じゃない、この神力、、あの方と似ている、、まさかな、、、」


黒いエルフは驚いた、、

「どうして、伝説の神獸がいる、、、、ますます面白い」

「どれだけ私の魔法が通じるか」


黒いエルフが幻影、毒霧の魔法を唱えた

黒い霧で辺りは見えない、、

「何だこんな、お遊び」

朱雀は背中の羽で黒い霧を吹き飛ばした、、


「もう封印してもいいかご主人様、、」

「ああ、、、まかせるよ、、」

朱雀は、神聖魔法、神隠しを唱えた、、、

空に異次元空間が出来て、空間に大きな目が現れた、その大きな目が黒いエルフを惑わし空間に吸い込んだ、


「何だ、私の意識がなくなる」

黒いエルフの声は聞こえなくなった、、

「これはあいつの物では無いな、、、」

聖なるリングを拓実に渡した、、、


「ご主人様、奴は元の場所に封印した」

「今度は、永遠に復活することはない、

それでは、ご主人様、また呼んで下さい」

朱雀は光りと供に消えた、、





聖女の進化




拓実はすぐさま、美幸の元に戻り、結界の魔法を解いた、、、、

美幸は気がつき、拓実に駆け寄った

「美幸、、大丈夫か、、、心配したぞ、、」

「ごめんなさい、もっと早く拓実さんに相談すれば良かったわ」


「あの黒いエルフは、元の場所に封印された

もう二度と復活することはないはずだ」

美幸の元に3人が戻って来た、、


アイラとクララが、美幸に抱きつき、、

「ごめんなさい、ミユキに押し付けて、、私達だけ逃げて、ごめんなさい、、」

涙を流した、、、、

「大丈夫よ、それに、拓実さんが、封印したから、あいつは二度と現れないわ、、」


メリダ女王が拓実の前に膝まずき拓実に

「貴方のおかげで、この国は救われました、心からお礼をいいます」


拓実は朱雀から預かった聖なるリングを

女王様に見せた、、

「女王様、、このリングはあなたの物ですか、、、」

女王様はリングを見て涙が出た、、

「それはお婆様の形見だわ、ありがとう」


女王様はそのリングをクララに渡した

「あなたが使いなさい、リングが似合う魔法使いに、なりなさい、お婆様に負けないくらいの、、、」


アイラは、お城のバルコニーから王都を見て

怒った口調で言った、、、

「それにしても、あのエルフ、この綺麗な国をめちゃくちゃにしてくれたわね」

「建物はひどい、有り様よ」


クララはあきらめた様に言った、、、

「お城も凄い被害だわ、怪我をした人達は

ミユキの聖なる魔法と拓実さんの召喚魔法の

おかげで良くなったけど」


「クララのおお婆様の、聖なる魔法書に聖なる造形魔法が書かれてあったわ、、、」

「たぶん、、、あの神殿もその魔法で造ったとしたら壊れた建物も元に戻るんじゃない」



「聖なる魔法は術者のレベルによって、効果が違うから、どうなるか、わからないけど」

「美幸、そんな都合が良い事起こるの」

「私、試してみるわ、女王様、いいですか」

「ええ、、、そんな不思議な事が起きるのなら、お願いします」


美幸は、お城のバルコニーに出て、エルフの国を見渡すと、胸に手を当てて、聖なる造形魔法を念じた、、

「お願い、元に戻って、、、」


すると、、美幸の体が輝き、体の後ろに大きな紋章が現れ、体が浮かぶと更に輝き、、、エルフの国全体をオーロラに似た様な

淡い七色の光りが包んだ、、、

すると、建物だけの時間が逆戻りする様に

全て元通りになった、

エルフの国の人々は、呆然と見ていた

「何が起きているんだ、、、」

「これは、神様の奇跡か、、」

王都の人々は歓声をあげた、

お城の壊れた所も、全て元とおりに、、、

これには、拓実も、驚いた


クララとアイラは唖然として、、、

「本当に聖女様って、、、」

「私も美幸みたいになるわ、、本当の聖女に、、、」

メリダ女王が美幸の手を握りしめ、「この国の皆を代表して心からお礼をいいます」、





平和が戻ったエルフの国




綺麗になったお城では、歓迎晩餐が、行われていた、、

何事もなかった様に、クララとアイラ、美幸

は楽しそうに話してる、、、


「タクミ様、ミユキ様、今回は本当にありがとうございました」

「ミユキさん、これからも、クララとずっと

仲良くして下さいね」

「エルフの国にはいつでも来て下さいね」



次の日、馬車ごと、瞬間移動の魔法でアイラをスプラッシュ王国に送り、、、


拓実と美幸は瞬間移動の魔法でウィザード王国に帰る事にした

クララもアイラも美幸に又近いうちに絶対会うと、涙ぐみながら言った


拓実達は、ウィザード王国王宮に着いた

王宮ではみんなが心配して、待っていた


「拓実、美幸さんは、無事だったか良かったな、、、」

「ウオーカさん、ごめんなさい心配かけて」

「美幸さん本当に良かったわ、、、」


多摩美が、拓実に詰めより、、、

「拓実、、、、私達、今回、出番少ないどうしてくれるの」

「そうだぞ、、、、ワシだって活躍したのに、、、、多摩美に魔物討伐で格好良いとこ

見せたのに」


「今回は美幸が主人公なの」

「拓実さん、俺も、エルフの国行きたかったのに、、、クララと会いたかったのに」

「カズト、勝手に行けば、、、」


「あ~あ、、エルフの写メ取り放題なのに」


多摩美が変化の魔法でエルフになった

「どう、似合う私バージョンのエルフ」

「本物がいい、、、やっぱりクララが良い」カズトは心から叫んだ、、



「ウオーカさんそう言えば、この国も

以前の戦いの時に壊れた建物、まだ結構

あったでしょう」

「ああ、なかなか時間が掛かりそうだ、みんな苦労しているみたいだ」


「私、新しい聖なる魔法を覚えたの、この国に恩返しが出来るわ、、、」

「えっ、美幸まさか、あの魔法なのか」


美幸は王宮のバルコニーに出て、ウィザード王国全体を見ると、、、

胸に手を当てて、聖なる造形魔法を念じた、美幸の体が輝き、体の後ろに大きな紋章が浮くと、、、


ウィザード王国の空にオーロラの様な七色の淡い光が現れた

建物の時間が逆戻りする様に戦いで壊れていた全てが元通りになった、、、、

それを見た、ウオーカとミールは驚いた、、


「聖女様はとんでもない事をするな」

王都の人々は建物が元に戻った事に驚き、

バルコニーで輝き祈る、美幸を見て、歓声をあげた、、、


「聖女様が奇跡を起こしたぞ、、、」

「聖女様、、ありがとう、、、」

カズトと多摩美は驚いて、声も出ない


「カズト、多摩美、、、驚いただろう、俺も驚いたし、、、」


すると、美幸にアイラの声が聞こえた、、

「ミユキ、クララから今度はエルフの国の近くの獣人族の国(パーク王国)のお友だちの所に皆さんで行かないかって、、、」


それを聞いた、美幸は拓実達に話した、、、


コスプレ、オタクのカズトははしゃいでいた

「行く、行く、、俺は行きたい、、拓実さん行こうよ、、写メ撮りたい、、」

「しょうがない、良いよ」

「ワシも行って良いのか、、拓実、」

「もう皆で行けば良いんじゃない」

「アイラ、行くわ、、、楽しみにしてるわ」

「行く時に、連絡するわ、ウオーカさんに」

ウオーカはニコニコしていた

「お父様、何を勘違いしてるんですの、ただの連絡係よ、、、」


次の日拓実達は、ウオーカに「連絡よろしく」と帰ることにした、、、


「異世界転移魔法、、、」


拓実の部屋へ、、相変わらず同じ日、同じ時間、、、、

「よし、、、今回も大丈夫だな、、、」


「ああ、、獣人国か、、猫耳、、かわいいがいっぱいなんだろうな」

「カズト、、キモいぞ、、かわいいとは限らないだろう、、」


「多摩美さん、、アイラはその獣人族の友達、とてもかわいいと言っていたわ」

「ほら、、多摩美、、やっぱりかわいいじゃないか、、写メ撮るぞ、、、、でも、クララも撮りたい、、かわいいし、、美人でもある、、ああ、、どうしよう、、、」

「カズトさん、、、それなら私がクララに

頼んでみようか、、」

「えっ、、美幸さん、いいの、、、じゃあ

お願いします、、、」


「はい、、カズトも、多摩美も、、もういいか、、、じゃあ、解散だな、、、」

カズトと多摩美は帰って行った


買い物ついでに美幸を家まで送った、

「拓実さん、私まだ魔法使えるのよ、、瞬間移動で帰っても良かったのに」

「魔法は大事に使った方がいい、シンから貰った、魔聖石もいつまで魔力が使えるか分からないから」

「ウオーカさんから、、少しは魔石をもらったわ、、、でも大事に使わないと」


「又、アイラとクララに会える、、楽しみ」


又々、争いに巻き込まれるとは、知らない

拓実達であった、、、「勘弁して」、、



END

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