第3話 「顔見せ」 1

聖人視点


明日、真澄さんの家族と会う為に今から車で移動する。

予定は2泊3日。

待ち合わせはホテルのラウンジ。宿泊者なら利用可能なのでそのホテルに2泊するみたい。

小旅行気分で準備してたからちょっと時間がかかってしまった。

慌ててリビングに向かうと既に母と太陽が待っていた。


「遅いぞ聖人。どうかしたのか?」


「別にどうもしないけど、今日からの事を考えてたら少し緊張しちゃって準備に手間取っただけだよ。」


「ならいい。せっかくの家族旅行なんだから楽しもうぜ!」


「あら、家族旅行じゃ無いわよ?メインは正さん達との顔見せよ?」


「わかってるって。母さんが恥をかかない様にちゃんとするよ!」


「僕も頑張るよ!!」


「ならいいけど、、。兎に角車に荷物乗せちゃいなさい!

出発するわよ!」



車は走る。

よく晴れた日常の中僕達の夢と希望をのせて。

車は走る。

途中のSAでご当地グルメを食べながら。

車は走る。

(爆睡中)

車は悩む。

聖人君の荷物乗ってないけどいいのかなぁ。


そして目的地に到着した。

ホテルの駐車場には聖人の悲鳴が響き渡っていた、、、。


「母さんごめん。僕の荷物わすれてきちゃった」


「はぁー。仕方ないわね。聖人の服は母さんが買ってあげるわ。」


「聖人、まぁなんだ。こんなこともあるさ!母さんに新しい服買ってもらえるんだから元気出せよ!。」



この時気付いていれば、、、

母さんと一緒に服を買いに行っていれば、、、

あんな事にはならなかったのに、、、。





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