不穏な関係
『今日はいい天気だ』
なんか、昨日はすごい夢を見たな
学校のマドンナに好意向けられキスされたような
まぁ夢なら問題ないか
いつも通りの朝のルーティンを終え学校に向かう
『おはよ』
藍とは軽く挨拶を終え飲み物を買いに行く自販機に行く
すると暁さんと廊下でばったり会う
一応同じ班で行動するわけだし挨拶はしとくか
『おはよう、暁さん』
『おはよう、春斗くん』
うん、やっぱり普通昨日のは夢
学校のマドンナと同じ班になったからそのステータスだけで少し舞い上がっていたのかもしれん
『私の初めてを捧げたので少しはいしきしてくれたかな?』
『ーーッ』
全然夢じゃない
現在進行形で危ない橋を渡ってます自分
まぁ昨日に比べて心に落ち着きはできた
過ぎたことをどうこう考えても良くないとりあえずは今後どうするかに思考を割かねば
『えーとね、暁さん昨日の事は忘れよう
俺は平和な学校生活送りたいからさそれに咲夜が好きなのは揺らがないし今後昨日の事のようなのはやめよう』
そう、昨日の俺には意思が足りなかった
あの圧倒的な美貌に昨日はやられたが今日の俺はレベルアップしている
俺はNOと言える人間なのだ
好意を向けられるのは悪い気はしない、でも俺は咲夜が好きだし
中身も知らない暁さんに乗り換えるようなバカではない
『そう、今はそう言うことにしといてあげる』
そういうと暁さんは唇を指でなぞる
その仕草を見て身体に熱が帯びる
『じゃぁ、また班のことでなんかあったら!』
そうやって俺は会話を区切り飲み物を買ってその場を離れる
『どうしたんだよ、机にそんな突っ伏して』
藍が笑ながら問いてくる
『まぁいろいろとな』
まだ昼休みなのに午後の授業まで受けたような疲れがある
どうしようかな
暁さん全然俺の話を聞く気無いんだけど
てか俺を好きになる要素あったか?
特段顔がいいわけでもないし、話したこともろくに無いのに
困った....
帰り咲夜と下駄箱で合流すると暁さんが話しかけてきた
『今日は帰り一緒してもいいかしら』
俺と同様咲夜も困惑の色が隠せない
俺は恐る恐るいう
『急にどうしたのかな、俺はクラス一緒で話したことあるけど咲夜は初対面だし』
『修学旅行の班での話し合いで柳くんが橘さんの惚気ばっかするから気になっちゃって話してみたくなったの
橘さんダメかな?』
咲夜は茹で蛸のように顔が真っ赤だ
『春斗くんそんなに私の話したら恥ずかしいよ
でも私も暁さんと話してみたいと思ってたから一緒に帰ろ』
その純真無垢な笑みで返事する
いやいや、ちょっと待ってくれこんなん昨日の今日でめっちゃ俺のパーソナルスペース踏み込んでくるじゃん
咲夜は普通に仲良くしたい感じで暁さんは裏がある、てか裏しかない足して単純に仲良くなりたいとかじゃ無いかな
まずい冷や汗が止まらん
暁さんに対してやましい気持ちは無いけど向こうは違うみたいだし、非常にまずい
うっかり口でも滑らしたら終わる
もし今日地震が起こるなら震源地はここ震度六はかたいね
いやいやそんなことりうまくやり過ごそう普通の会話で今日の帰りは乗り切ろう
俺の緊張とは裏腹に普通に会話して仲良くなってる暁さんと咲夜
なんならもう下の名前で呼び合ってるし、これは案外いい方向性では?
だって友達になったらその友達の恋人に手は出せないじゃん?
これは俺の貞操を守る正攻法なのでは?
そんな事を考えると咲夜との分かれ道
『じゃぁまた明日ね』
咲夜は元気に手を振りながら歩っていく
暁さんはまだ俺の隣俺の家の途中まで一緒らしい
てかうちの彼女それなりに嫉妬深かったよね
けっこうあさっりしすぎじゃない?
友達とか別なタイプなのかな
『春斗くん帰ろうか』
『う、うん』
言われるまま一緒に帰る
ただし無言、どう話をすればいいかわからない
すると暁さんが口を開ける
『咲夜ちゃん可愛いね』
『だろ、自慢の彼女だ』
ドヤ顔で威嚇してみる
少しは効いたかな
これで私の入る隙なんてないと思ってくれたらいいんだけど
『あのね』
不機嫌そうな顔しながら少し強い口調で言ってくる
どうやは逆効果だったのかも
『少し、いやだいぶイラついた
咲夜ちゃんはいい子だし、普通に友達としてる分には私も楽しかった
でも春斗くんとの話や惚気を聞くとどうしても抑えられない感情が湧いてくるの』
やばい、暁さん結構感情の起伏が激しいタイプらしい
今にでもボディーブローをかましてきそうな勢いなんだけど
少し恐怖で身震いすると彼女は俺のネクタイを掴み引っ張る
すると俺は前のめりになり暁さんは唇を当ててくる
俺が離そうとしてもネクタイを掴む力はさらに強くなる
それと同時に口の中に温かい感触が口の中を支配する
口の中に舌まで突っ込んできた
そんな状態が十秒ほど続いた
俺は頭が真っ白になり距離をとる
俺は呼吸が荒くなりその場を駆け出していた
なにが正解なのかわならない
どうすればこう言った事を終わらせられる
そんな事を思いながら家に帰った
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