グループワーク
新学期早々、授業でグループワークをすることになった
2年生ということもあり、修学旅行の半決めや
グループ行動での行き先を決めるらしい
修学旅行自体は夏休み明けなのだが先生達も余裕を持って段取りしたいらしい
『また時間は取るけど、この1時間であらかたは決めてね。
ちなみは班は六人で組んでね。
仲のいい人同士で組んでもいいしクジでもいいわよ』
大体はこちらに任せるというスタンスらしい
『とりあえず、ここは決定だよな』
藍はクジの意見とか聞かずに俺に声をかける
『まぁ、そうだなでも後四人はどうするんだ』
藍はともかくとして俺はこいつ以外にあまり仲のいい友達もいないし後は余ったやつと組む感じかなと考えていた
すると思わぬ人物から声をかけられる
『良かった、私達と一緒の班にならない?』
俺は席に座ったままその人物を見上げて見る
だか思考がまとまらず固まっている
なぜなら目の前にいるのは暁華恋とその取り巻き達
俺が何も言えずにいると藍が口を開いた
『俺たちでいいなら全然いいよ。
春斗もいいよな?』
『あぁ、構わない後四人どうしようか迷ってたし、でもなんで俺たちなんだ?』
こんな質問は少し無粋かなと言った後に思った
『それはね、私達四人で同じ班になりたいんだけど他の班の人と組むと別々にならないといけなくなるからかな』
なるほど、確かに周りを見渡すと仲のいいグループで固まっているため俺たち二人とかじゃなく三、四人で固まっているため組めないということか
『なるほどね、わかった
俺たちも困ってたとこだし助かるよ』
『いいえ、これからよろしくね春斗くん』
彼女は少し妖艶な笑みを浮かべながら俺を見つめて言う
胸の心拍数が少し早まるのを感じ俺はとっさに目を逸らした
その後は班のみんなと話しながら大体の予定などを決めた
ー昼休みー
藍と話しながら菓子パンを食べていた
『それにしてもビックリしたな
あの暁からお誘いなんてお前の彼女が聞いたら嫉妬するんじゃねぇか?』
『まぁ大丈夫だろ
それに暁さんや他の女子達もお前目当てで入りたかったんじゃないか?』
ちょっと皮肉ぽく言ってみる
『それは、どうかな〜』
藍は面白そうな笑みを浮かべながら言う
『まぁとりあえず班が決まったから後はだいぶ楽になったな
後は一応咲夜にも報告しないとな』
俺がそういうと藍はニヤニヤしていた
ー放課後ー
咲夜と一緒に下校する
それとなく修学旅行の班の話をする
咲夜の班は全員女子で班が固まったらしい
『春斗は班どうなったの?
藍くんは一緒だと思うけど』
ちょっと言いづらいと思いながらも正直に話す
『後は四人が一緒がいいって言う女子達が班に入った感じかな』
俺がさりげなく言うと咲夜の眉が少しばかりピクリと動いた
『へー、そうなんだ楽しそうで良かったね
私達の班は異性がいないけど楽しくやるからね』
怒りっぽい口調と不満気な顔で言ってくる
嫉妬してるのか、そんな咲夜が愛しくてたまらない
『俺は咲夜一筋だぞ
今回の班もなし崩し的そうなっただけだから機嫌直してくれよ』
若干口にするは恥ずかしいが正直な気持ちを言う
『じゃぁ、証明してよ』
『わかった』
二言返事で言うと俺は咲夜のキスをした
初めてではないにしろやっぱり少し恥ずかしい
『わかった、信用してあげる
だけどくれぐれも鼻の下とか伸ばさないでよ!』
強めの口調で咲夜は言う
『あぁ、大丈夫だ』
その後は途中で別れそれぞれ帰路に着く
さっきのキスを思い出して少しばかし頬が緩む
すると携帯の通知音がなる
なんだろうと思って見てみるとそこには暁華恋と書いた名前のユーザーからメッセージが来ていた
『交換したことないはずなんだけど』
そう口に出しながら内容を見る
どうやらクラスのグループから追加したらしい
メッセージにはそう書かれていた
適当にスタンプを送るとすぐなる着信が鳴った
少し慌てたもののすぐに電話に応答する
『もしもし?』
俺から声をかける
『もしもし、急に追加して迷惑じゃなかったかな?
少し話したいことがあって』
『全然大丈夫班も一緒だし繋がってた方が何かと便利だと思うし、けどなんの用の電話?』
話したいことってなんだろと思いながら聞いてみる
『明日の放課後直接話をしたいんだけど時間てとれる?』
まぁ俺に電話かけてきたってことは藍に対しての相談かな
あの色男め、あの暁さんを射止めるはやるな
そんな感じのことが頭の中で考えていた
『あぁ、大丈夫だよ!』
『ありがとう、それとあまり道端ではキスしない方がいいわよ』
頭が一瞬フリーズした
まさかあの場面見られてたのか
『すまない、変なところを見せた
以後気をつけます』
『わかってくれればいいわ、私もこれ以上抑えれそうにないから』
後半の方は声が小さくてよく聞こえなかったがまぁいいか
『じゃぁ、それじゃまた明日学校で』
俺はそう言うと電話をきった
次の日が俺の人生のターニングポイントだともしらずに藍のやつやっぱモテるななんて考えていた
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