新学期と熱い視線
学校に着くと彼女と別れて自分のクラスに向かう
教室につき窓際の後ろの席に腰を下ろす
前の席に座ってる友人が話しかけてくる
『おはよ、久しぶりだな』
そうやって話しかけてきたのは花田 藍
(はなだ あい)
女っぽい名前とは違って顔をキリッとした顔立ちのイケメン
『おはよ、相変わらずイケメンだな』
ちょっと嫌味ぽく言ってみる
『何言ってんだよ、俺なんてどこかの誰かさんと違って彼女もいなけりゃ一緒に登校する女の子もいないからな』
そういって俺の方を目を細めて見つめてくる
俺は苦笑いしながらごまかす
そんな会話をしてると教室のドアが開いた
すると男子生徒はみんな吸い寄せられるように目を向ける
今入ってきたのは暁 華恋だ
この学校で彼女を知らないものなどいない
なぜならその優れた容姿に気品のある雰囲気
それに勉強もずっと学年一位をキープしてる
『さすがだな、男子人気じゃこの学年トップだな』
藍が笑いながら言う
『まぁ、俺の彼女の方が可愛いけどな』
対抗心で言ってみる
『あんま惚気るな、お前が暁さんに見惚れてたって咲夜ちゃんに言うからな』
『そういう冗談はやめてくれ』
そんな話しながら、笑っているとふと視線を感じて横向く
暁と目が合う、その真っ赤な瞳は俺を捉えているように見えた
すると暁は微笑んだ
俺は心臓がドクリと跳ね上がったように感じて慌てて視線を逸らす
その瞬間彼女の顔をが脳裏をよぎる
他の女を見ていたということで若干罪悪感のようなものを感じた
新学期初日ということもあり今日は授業無しで半日で終わりだ
明日から本格的に授業が始まるらしいので今日のうちに遊ばないと楽観的に考えながら彼女と帰路についていた
後ろに少し離れたところには、別の女子グループが4、5人で歩いていた
その中には暁さんもいるようだ
何やら見られているよう感じた
しかし、俺はカップルが今どき手を繋いで帰っているから物珍しそうに見ているのだと思った
その時は
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます