第2話アゴニー

僕は何も言い返せなかった…

「ちょっと…ごめんね」

僕は足にブーストを付与して高速で移動する

「お、おい!!」

龍はそう叫んでいるがリーフィが止める…

「面倒くさい…」

僕はそうつぶやいてその場を立ち去る



これは剣聖を目指す少年と最強の帝王の日記だ


数時間後…

はあ…

僕は家に帰っていた

その後の試験は難なく合格できた

魔力量も問題なかった

でも…

魔眼のせいで散々だ…

魔眼はコピーと記憶と破壊…

その3つだ

普通の人の魔眼はもっと多い…

これを鑑定されたら少ないやらなんやらで馬鹿にされる…

はあ…

何でかな~

「ただいま~」

僕が自分の家に着くとサンズミさんがいた

………

な ん で な の ?

「っや!!」

「ッや!!…じゃないんですよ!!何でいるんですか!!」

「そう、怒らない怒らない(ゝω∂)」

いや、(ゝω∂)じゃないのよ

犯罪だろ…

帝王だからこの人が法律か…

くそ…

「コピー…記憶…」

「魔眼か~僕もあるよ~」

そうだったのか…

いや、この人が魔眼の発現方法を出したし当たり前か

「効果は~コピーと記憶と破壊だよ!!いいでしょ~(*´ω`*)」

その組み合わせ…

「僕と同「知ってたよ」

僕に、被せるようにそう言ってくる

「君は自分が何かしらないんだよ…」

サンズミさんは少し悲しそうだった

「よし、ご飯にしようかな!!はい、どうぞ」

気が付くと目の前にはステーキがある

「まあまあだな~」

サンズミさんは食べながらそう言う

「頂きます」

僕も食べると…

「ッ!!お…美味しい!!」

「適当に作ったけどよかった~」

適当でこれか…

何が出来ないんだよ…この人…

「うぐぐ…」

「何が出来ないのかが気になっているみたいだね…出来ないことはあるよ…それは負けること!!(ゝω∂)」

おお~

凄い自信…

まあ、あってるけど

「サンズミさんの武器を見せてくださいよ…」

僕がそう言うと

「はい、」

そう言ってから刀を二振り出してきた

「終結…桜焔さくらほむらだよ」

2つの刀は黒色の桜には所々に桜の花片がある

そして、真っ黒の持ち手に桜の花片の形の赤色のつば…

刀身を見せて貰うと真っ赤な刀身が出てきた

でも、根元になるほど暗くなっている

凄く強い気配だ

そして、つばに3つ…持ち手の先の方に3つ…刀身に3つ…小さい穴がある

「これは、元々双殺人 コープスって言う刀だったんだけどね…これに僕の力を込めたらこれになったんだよね…あと、この穴にクリスタルを入れたらその効果が付与されるんだ」

へえ~

凄~な~

よう分からんけど

「君にね、これを上げるよ」

何だろう

もう貰ったんだけどな~

「あの刀は刀で戦えるかのテスト…

まあ、結果はめっちゃ良かったからこれを上げるってだけだよ」

サンズミさんの手には槍がある

「これは、アゴニーと言う武器だよ…

使い勝手が悪いけど強いんだよね」

「へ…へ~」

怖いよ

この人がさ~

「あと、ちょっと綺麗な服に着替えてね」

そう言って僕はサンズミさんの手にある服に勝手に着替えさせられる

僕は真っ黒な髪が整ってサンズミさんのようになり、黒のパーカーに7賢人のローブを着る

ローブは黒に不死鳥のイラストが描き込まれている

ちな、これは人によって違うし、全部サンズミさんの手作りだよ

「良くなったじゃん!!」

「うう…」

「どんまい!!」

「誰のせいですか!!」

「ピエン…」

さて、流行が古い人は置いといて…

練習してくるか…

「ちょっと行ってきます」

「おけおけ~んじゃね~」

「眠そ~」

めちゃくちゃうとうとしてますけど…

いや、これは毒か!!

空気が若干紫色になっている

これが出来るのは…

毒蛇の7賢人か…

正体不明なんだよ!!あいつ

僕はアゴニーを構える

サンズミさんは絶対に寝てないだろう

まあ、実力を試されているのかな?

「フレム・マグナか…邪魔だ!!」

こいつはそう言ってから僕に蛇を巻き付ける

「ブースト・マグナム・アザトース」

僕は3つの魔法を使う

それも、飛びっ切り相性が良い3つを

「アザトースか…厄介だな」

アザトース…

莫大な魔力を使う代わりにあらゆるステータスが上昇し、世界を作るほどの力がある

そして、属性は炎と闇だ…

つまり、ブーストの炎…マグナムの炎と鋼

アザトースの炎と闇の3つの炎だ

さらに、炎魔法には僕のスキル…

炎増幅で強くなる

「行くぞ」

僕は アゴニーを持って突っ込み上から斬る

「無駄だ」

蛇を甲殻類にしたのか…

こいつのスキル…種族変換は厄介だな…

自信の配下の種族を自由に変えれる

まあ、自分より弱くないと暴走されるが…

僕はすぐさま横から斬る

「無駄なんだよ」

また、止められるが脚を蹴り上げる

「ぐわ…」

「まだまだ!!」

僕はさらに回し蹴りを入れる

ッ!!

一端僕は後に下がる

バン

僕が居たところは爆発する

そこには蛇の死体…

蛇をボンバーにしたのか…

最低だな…

「アゴニーに切断魔法を付与」

こいつはまだ油断しているな…

魔眼を忘れている

はは…

馬鹿だね

「お…ら!!!」

僕は顔面を殴った後、お腹をアゴニーで刺す

さらに、顔面を横から蹴り、かかと落としも入れる

「ぐは…その蹴りは…まさか…落とし流…」

「そうだけど?それの発明者は僕だよ」

僕はさらにアゴニーを振り上げる

そして…

「苦しみし者の苦悩」

僕は上に飛び上がり、

さらに、もう一回飛び上がってさらにもう一回飛び上がる

そして、そこから回ってから遠心力と体重を乗せて落ちて全力で斬る

「ぐは…あ…」

はあ…はあ…

よし…

倒せたぞ!!

「おめでとう!!」

起きてたのかよ…

まあいっか!!

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