第12話 魔法の習得とメスガキ

 


 魔法を取得することに決めた俺は、魔法書の一覧に目を通す。


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【魔法書】  


 ・土属性魔法 

 サンドボールの魔法書 30,000DP

 アースウォールの魔法書 30,000DP


 ・水属性魔法 

 ウォーターボールの魔法書 30,000DP

 ウォーターウォールの魔法書 30,000DP


 ・火属性魔法 

 ファイアーボールの魔法書 30,000DP

 ファイアーウォールの魔法書 30,000DP


 ・風属性魔法 

 ウィンドカッターの魔法書 30,000DP

 ウィンドウォールの魔法書 30,000DP


 ・光属性魔法 

 ライトの魔法書 30,000DP

 ヒールの魔法書 50,000DP

 キュアの魔法書 50,000DP


 ・特殊属性魔法 

 魔力探知の魔法書 100,000DP


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「確か魔法は誰でも覚えることができるんだったな。問題は集団相手に有効な魔法か……足止めをメインに考えるか、それとも攻撃は最大の防御で行くかだが……うーむ」


 シャツとパンツ姿で一覧を眺めながら腕を組む。


 壁系の魔法は相手の進路を限定できるので集団相手には有用だろう。少年兵時代も罠や障害物を作って森の中でそういう戦闘をしていた。


 今後ファンタジー系の漫画に出てくるようなゴブリンも敵として出現すれば、弓や魔法を使ってくる個体がいる可能性もある。それらも壁系の魔法なら防げはする。


 ただ、どれほどの範囲の壁ができるかが現時点ではわからない。それに消費魔力もだ。


 身体強化魔法くらい魔力を消費し、人一人隠れるだけだったら微妙だ。こっちに飛び道具がないと防ぐだけだしな。


 だったら先制攻撃で飛び道具系の攻撃をしてくるのを潰した方がいい。なにより俺の性格的にもその方が好みだ。


「ふむ、攻撃魔法にするか」


 さて、そうなると次にどの属性の攻撃魔法にするかだが……サンドボールとウォーターボールは除外だな。あんまダメージを与えられそうにない。


 となるとファイヤーボールかウィンドカッターの二択となる。


「火球とカマイタチか……」


 目を瞑り日本に帰ってきてから少年時代の時間を取り戻すかのように、毎日読み漁ったファンタジー系や超能力系の様々な漫画。そしてガチャで地獄を見たソシャゲを思い出す。


「……ウィンドカッターだな」


 その結果、ウィンドカッターの魔法に決めた。


 火球系は速度は遅いが着弾時の爆発が魅力という印象だ。動きが遅く固まっている敵には有効だろうが、魔法初心者の俺に跳んでくるホーンラビットに当てれるかというと自信がない。


 それに比べウィンドカッターはファイヤーボールほどの破壊力はないが、速さと切断力。そして不可視であることが最大の魅力だ。それになんとなく火の玉を作るより魔力消費が少なそうだし、発動も早そうだ。外してもすぐに次が撃てる可能性がある。


 色々と希望的観測も含めつつウィンドカッターの魔法書をタップして購入。これで残高が56,490DPとなった。


 購入ボタンを押すと机の上の魔法陣の描かれた敷石が光った後、図鑑ほどの大きさの羊皮紙っぽい物を何十枚も束ね製本した物が現れた。


 その本の表紙は薄い緑色で、幾何学模様と古代文字っぽい読めない文字が描かれている。


「これも武術指南書と同じで開けばいいのか?」


 まさか読めない文字を見て覚えろとは言わないだろうと、身体強化魔法のように頭の中に情報がインプットされるのを期待して表紙を開く。


「おっと」


 すると武術書と同じように魔法書が燃え始めたので手を離す。手を離すと魔法書はあっという間に燃え尽きた。


「どれどれ……」


 これで頭の中に使い方が入ったはずだと思いウィンドカッターの記憶を探る。すると使い方や魔力の込め方などの知識があった。


「ほう、込めた魔力の量に応じて威力が上がるのか」


 それとやはり発動は早そうだ。ただ、毎回魔法名を口にしないと発動しないというのがネックだな。


 ふと幼い頃にDVDを見ながら画面に映る主人公と一緒にカメハ◯波や、一人なのにフュージ◯ンとかやっていた風景が脳裏に思い浮かぶ。


 あれを25にもなってやるのか……まあ誰も聞いてる人間が側にいないからいいか。


 とりあえず明日この魔法を試し打ちしてみて、どれだけの速度と威力があるか確認するか。それ次第で使い方が変わるな。


「よしよし、これで遠距離攻撃手段は手に入った」


 明日以降の対策を終えた俺は、壁尻を召喚したい気持ちを抑えまた食い損ねないように先に夕飯を2人前平らげる。


 そしてスレイブ購入画面を開き、〈壁尻サキュバス〉を一度だけ押す。今日は何発ヤれば性欲が収まるか分からないので一人ずつ呼ぶつもりだ。


 あの褐色サキュバス以外なら一人2発という所だろう。恐らく魔力がF+になったことで4発で満足しないだろうから、最低3回は呼ぶことになるはずだ。


 さて、今日はどんな子が来てくれるのだろうかと内心楽しみにしつつ、〈壁尻サキュバス〉をタップ。


 そして胸まで露出コースをタップすると、いつものようにベッドの向かいの壁が光りそこに鎖骨から下を露出させ立ちバックカモン状態の女体が現れる。


「ん? この子は初日のロリッ子とは違うか?」


 俺は目の前に現れたどう見ても子供にしか見えない体型に首を傾げる。


 初日に二人目として現れた、中学生くらいの子より明らかに幼い。身長は130センチくらいしかなさそうだ。


 空間ディスプレイへと視線を戻し確認すると、そこにはピンクの髪をツインテールにした生意気そうな女の子の顔があった。


 やはりどう見ても小学生くらいにしか見えない。


「うーむ、どうしたものか」


 初日のロリっ子はロリとは言っても14歳くらいだった。身長も150近くはあるように見えたし、胸も小さいとはいえ揉めるくらいはあった。下の毛も少しだけだったが生えていた。


 それに比べ目の前の子は明らかに11歳か12歳くらいにしか見えない。胸も膨らみ始めで揉めるほどの大きさはない。下もツルッツルだ。さすがの俺も小学生は性の対象外だ。


 ただ、悲しいかなそんな身体の子を前にしても、夕方からずっとムラムラしていた俺の息子はギンギンだ。


「そこまでロリコンじゃないとは思っていたんだが」


 息子が反応してるとはいえ、さすがにこんな小さい子に手を出すのはためらう。


 仕方ないな。画面が顔写真に変わってしまったので追加でもう一人呼ぶことができない以上、30分このまま待つしかないか。


 そう残念に思っていると、それまでじっとしていたロリっ子が尻を振り始めた。


 そして尻尾の先端を俺に向け、褐色サキュバスがしたように手前に向けてクイックイッと動かし始めた。それはまるで ''なにしてるのおにーさん、はやくかかってきなよ'' と言わんばかりの仕草だった。


 明らかに挑発している。


 再び空間ディスプレイに映る顔を見るとさっきと違い、口もとを歪ませ顎を大きく上げ見下ろしているような顔が映し出されていた。


 ロリっ子を見る。


 クイックイッ


 ディスプレイを見る。


 ニタァ


「なるほど。これがメスガキってやつか……OK、そっちがその気なら''わからせ''てやるよ」


 俺はメスガキサキュバスの小さな尻尾をガシッと掴み、突き出されている尻の前で膝をつき股間にむしゃぶりついた。


 突然の俺の行動に爪先をピンと立てるメスガキサキュバス。それと同時に俺の手から逃れようとする尻尾。


 俺は尻尾を離さないようしっかり掴み、ただひたすら大事な所を舐め回す。


 感じているのだろう。尻尾がビクビクと震えているのがわかる。


 そして片手で自分のパンツを下ろし、息子を一気にメスガキへと突き刺した。


 いきなり膣奥まで突っ込まれた事で、メスガキサキュバスは再び爪先をピンと立たせ尻を震わせる。


 そこでさらに俺は、握っていた尻尾のスペードの形になっている先端をアナルへと突っ込んだ。


 その瞬間、メスガキサキュバスの背中が大きくのけ反った。背中越しからでも”アヒィィィ”と言っているのが分かるほどの反応だ。



 そして行為後。


 メスガキサキュバスは、両膝を地面に付けビクビクと痙攣していた。


 俺はそんな彼女の姿を満足げに眺める。


 フッ、他愛もない。とんだ雑魚マ◯コだったな。


 なるほど、これがワカラセってやつか。ロリコンではないつもりだったが、これはこれでなかなか興奮するな。


 そんな事を考えながら飲みかけの炭酸飲料を口に含んで休憩していると、メスガキサキュバスは痙攣が収まったのか足をガクガクさせながら立ち上がった。


 そして震える尻尾を再び俺へと向け、クイックイッと手前へと折った。


「なるほどなるほど。あんなもんじゃまだワカラセられていないって言いたいのか。なら時間いっぱいまで調教してやろう」


 俺はスッとベッドから立ち上がり、息子をシゴキながら再びメスガキサキュバスの背後へと立つ。


 そして震えているのか期待しているのかどっちかわからない尻尾を掴み、再び息子を突き入れるのだった。



 このあと結局メスガキサキュバスに追加で1発出し、3発目の途中で時間が来た。


 出しきれずにムラムラしている俺が次に呼んで現れたのは、いつものいたずらっ子ドMサキュバスだった。彼女には尻を叩き乳首をつねり、尻をグリグリしたり楽しみながら2発出した。


 白サキュバスが消えたあと、予想通り4発出しても満足できなかったのでもう一度壁尻を呼んだ。するとまるでお約束かのように褐色お姉さんサキュバスが現れた。


 俺は残弾数がどれほどあるかわからないまま、メスガキサキュバスの時とは逆に褐色お姉さんサキュバスにワカラセられるのだった。

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