第3話 愛ちゃんどうしちゃったの?!

 ふぇくしょん!!やばい調子に乗って雪遊びしすぎた。普段雪など降らない地域に住んでいる俺にとって、急すぎたのだ。

「公介ーはやくご飯食べちゃいなさい」

「ねえ母さん俺風邪引いたっぽい」

「はぁ?知らないわよそんなの自分をしっかり管理しなさい」

 母の言う通りだ。さあ今日は一日中スマホを見て過ごすとしよう…

ピロン♪「公介ー勉強会でもしない?」

 優斗からだ。あれ、こいつに家空けてるって言ってなかったっけ?

「ごめん。いま実家しかも風邪」っと、

大体成績優秀な優斗が俺と勉強したって、かえって頭悪くなるんじゃないか?

ピロン♪「おけ。それでなんだけど芳原がお前に旅行のお土産買いたいんだけど何が良いかなって相談してきてさー自分で聞けば良いのにな」

それを俺に言ったら愛がサプライズしようとしてる意味がなくなるだろ…まったくKYってやつか

 愛は毎年旅行のお土産を買ってきてくれる。今年はなんだろうな。

ピロン♪「ねえ公介電話しない?」

 愛からだ。まったく休もうとしてたのに人気者は困りますね!

 「いいよ。暇だし」っと

プルルルル「公介私いまどこにいると思う?」

「去年韓国いってたよなー、今年は北海道とか?」

「ブブー、正解は仙台でしたー!」

なんと愛がそんな近くにいるとは!仙台だと俺の実家から電車一本でいけるぞ。

「まじ?俺の実家とめっちゃ近いよ!」

「…」

「あれ、愛どうしたの?」

「じゃあさ、、、今日の夜会わない?」

どうしよう…めっちゃ風邪なんだけど!



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

次の更新予定

2025年12月27日 10:00 毎日 10:00

愛がなさすぎて困ってます。 くらむちゃうだー @Shousetu_

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画