第2話 おかんとみかん

 「はい。今日で二学期が終わります。みなさんは受験生で——」

 はあ大人はみんな勉強勉強ってうるさいなぁ。こっちはなるようになる精神だから余計なお世話なんだよ。まあ実家のこたつでみかんを食べながらゲームをする僕には何も関係がないんですけどねー。        「公介!ちょっと公介聞いてた!?」 

「あ、ごめんごめんちょっと考え事してて…それでなんだっけ」

「冬休み暇だから遊ばない?」全くこいつは受験生なのに勉強もせず…おっとブーメランか「すまん冬休みは実家に帰省するんだ」

「えー、つまんないのー」…

 


「えっ、寒い寒いうそ寒いんだけど。」

東北の冬を舐めていた。一刻も早くこたつに入らなければッ!じいちゃんばあちゃんただいま!寒いっ!……  

 あぁ暖かい、、、やっぱり実家とこたつ=最高なんだよなー。

「公介ーみかん食べる?」

「たべたーい。」

えー続いてのニュースです。お正月に入り——

おかんがみかんを持ってきてくれた。おかんがみかん。おかんとみかん。これってギャグか!?初めて作れたぞ!!これは愛と元気にも共有しないと!

「ハム介!お前才能あるよ!おかんとみかんってそりゃ笑うしかねえなw」

やはり元気からは高評価をいただいた。さあ次は愛に送ろう。

「ねえ愛、俺の一発ギャグ聞いてくれよ。おかんがみかんを持ってきた」っと

 ピロン♪あっ公介からだえっとなになに?

「..つまんな」————

愛からの返信はやけに早かった。


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