愛がなさすぎて困ってます。

くらむちゃうだー

第1話 愛ってなにもの?!

  「おはようごさいまーす。」

はぁ、今日も1時間目から国語か、こんなことなら仮病でも使って休めばよかったなあ…

中3の冬、周りはとっくに受験勉強を始めている中、俺は勉強が手付かずだった。「公介ー!ごめーん、次美術で使う絵の具忘れちゃったから貸してくれない?!」こいつは芳原愛。一応幼馴染とかいう設定はないのだが…普通に中学からの仲だ。こいつの名前の由来は両親だ。愛の両親が「私たちみたいにいつまでもラブラブでいられますように」ってつけた名前なんだと、まったくとんだバカップルだな。「ほら愛、貸してやるよ。」「本当にありがとー!この借りは絶対返します!!」そう言って返ってきたことはないのだが…

 「おいハム介昨日のニュースみたかよ!まさか俺の推しに熱愛発覚とは…」

こいつは髙橋元気。特徴としては元気なことが挙げられる。名前通りだ。ちなみに俺はこうすけという名前なのだが「公」という字を使っているため、こいつにはハム介と呼ばれている。あーあ今日も一日が始まってしまうのかー…

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