第4話 恐ろしい運動神経

まぁ、なんやかんやあり(?)体育の時間になった。(?????)


「体育……私出来るかな、?」


そう。前世は運動神経がとてつもなく良かったとは言えないのだ。

そして此処は異世界。前世よりも圧倒的にキツイ授業が待っているのでは、!?


「はーい其れじゃあグラウンド二周したら終わりでーす!」


「え?????」


皆様、私は耳がおかしくなりました。きっとそう。


此の学校のグラウンドは、前世の学校と同じくらい。

前世ではグラウンドを二十周で五キロ走らされていた、のに!此処では二周!!

喜びしかなかった。でも、周りからは「ええーーー!?」とか言う声が聞こえる。


「先生!!流石にキツイって!!!倒れる子出るよ!?」


あれ、二周ってそんなキツイっけ?


「はーいつべこべ言わずにいってらっしゃ~い!!!」


みんな「うわーッッ!!」だったりなんたり…個性的な掛け声(?)で走り出していく。まあ楽勝なので私はトップ。みんなに圧倒的な差を出して一位でゴールした。


「すっっっご転校生…ハァ、ハァ…」


いやいや、前世の学校だったらしばかれてたよ?君たち。


「流鬼さんすごいわね!二周をあんなにいとも簡単に走り抜けちゃって!」


「え?あ、そーですか…ありがとうございます。」


此れ、私が可笑しいのかな?みんなある意味恐ろしい運動神経だよ。


色々あって、学校は終わった。でもなんか靴箱に手紙入ってた怖すぎ。

手紙の内容はこうだ。


【放課後、校舎裏にある井戸の前に来てください。】


紙が大きい割には内容薄くてびっくりしたってのは置いといて、

早速向かうことにした。


「えっとぉ?井戸って此処、だよね?」


あーきらか古い感じの井戸だ。其れに深い。一度落ちたら、上がってくるのは難しいだろう。


「あ!あの!」


井戸を覗いていると、女の子の声がした。ので振り返る。


「あー……貴方が、私を呼び出したの?」


振り返ると、そこにはクラスメイト(だと思う)人が居た。


「h、はい!」


「あの…!わ、私!流鬼さんのことが好きです!付き合ってください!」


「ぇ???」


ま、まさかの告白…!?女の子にされるとは……

此の世界はジェンダーレスなのか?


「そ、の……ごめんなさい。」


「ぁ……そ、そう…ですか。」


悲しそうな顔をして言う。やめて罪悪感すごいから(((


「ご、ご迷惑おかけしました!!」


そう言い女の子は走り去っていった。

なぜ私は女の子に告白されたのだろうか?別にイケメンというわけでもないし。

髪の毛は腰よりも長く、胸も有る。男に間違われることもない。

本当になんでだろう。


「ま、いっか!!」


そう思い、私はバック片手に帰路についた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

異世界転生したら女の子に囲まれてました!? milk tea @mirk-tea_0o0

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ