🌈勾配宇宙-エントロピアΘス🪭＿＿🌍__Φ(･_•…。

　大胆にも己の矮小（わいしょう）性を棚に上げて……

　市井（しせい）を糺（ただ）す目的で、大いなる存在に対して忌憚（きたん）なく申し上げる構えをとろう。

　そして言ノ波（ことのは）の矢射葉（やいば）をもって、青（φ）ふかき争（φ）いを、静（Φ）かに始めよう。

　💧💧💧🩸

　🍀🍀🍀🍂

　突然だが……

　万物の母なる女神が分娩台（ぶんべんだい）に仰向（あおむ）け寝転ぶこと——これぞ始源（しげん）である。

　女神、つまるところ、核なる中心に格納されし我々、の視点としては最外殻から円環宇宙（トーラス）を掌握するとされる創造主（クリエイタァ）は、完全無欠の均質には、という限りにおいて、宏漠（こうばく）宇宙を建築しなかった。

　否（いな）、女神は宇宙を、完璧には建築で（・）き（・）なかった。

　まず初歩的な大前提の確認をとるならば、女神が全宇宙を掌握しているように見えたのは刹那（せつな）的謬見（びゅうけん）であり、実際には、女神の（それが人型（ヒュマノイド）であるのならば）✋求把（グゥパァ）👊収縮の一掌五指（いっしょうごし）は、その数多（あまた）の皺（しわ）の超微細間隙（かんげき）から、生命（いのち）の雫（しずく）を駄々（ダダ）漏洩（もら）している。

　そしてそうやって女神が取り零（こぼ）しという名の細（ささ）やかなる失態を犯すのは、他でもなく、我々が母と信ずるその存在、のさらに外側にも、鳥的俯瞰（ふかん）者ら（・）がいるからである。

　言わば、所詮（しょせん）は女神も、何者かの思惑（おもわく）延（ひ）いては片手間（かたてま）によって仰向（あおむ）けら（・）れ（・）た（・）に過ぎないのだ。

　———女神が分娩台（ぶんべんだい）上に仰向（あおむ）けられた。

　その最中（さなか）、女神の視線の先の天蓋（てんがい）の曲面は、どのような可視光色（かしこうしょく）を帯（お）びるだろうか。

　明（メイ）のうち日（ヒ）すなわち屋外の場合。

　森や空の緑青（りょくしょう）——碧（アオ）——か、空に関して更（さら）に言えば夕刻（ゆうこく）の赤音（あかね）といった≡原（さんげん）。

　明（メイ）のうち月（ゲツ）すなわち屋内の場合。

　アオー、アオー、アカさんで三つ（🍯）巴（どもえ）、作りものめいた混濁（にごり）の白光（はっこう）。

　分娩台（ぶんべんだい）上の女神は、観方（みかた）——先代（せんだい）存在の思慮（しりょ）無思慮（むしりょ）——によっては、相対的青二才（あおにさい）である。

　彼女にさえも、そう遠離（おんり）なき赤子（あかご）時代があり、先達（せんだつ）の地母神（じぼしん）——prostate（プロステイト）-gland（グランド）-in（イン）——より産まれ出（いで）て、母は上位（じょうい）なる母の腕に抱かれ、上位なる母のお産にもまた産婆（さんば）による炎症的陣痛促進（プロスタグランジン）が用いられたやもしれぬ∽∽∽∽∽∽∽∞•••

　いずれの世代においても、子というのは、完全なる理想形を呈（てい）しては、産まれ得ない。

　子というのは、必ずどこか、一や二に止（とど）まらない、愛すべき歪（いびつ）があり、それは尊（とうと）き個性である。

　諸子（しょし）の不完全性の証拠として、例えば我々にとってあまりに卑近（ひきん）な母的（ははてき）存在であるところのΦ地碧洲（ヂ・アオス）Φを例にとると、それは尺度（しゃくど）物差しに依（よ）ってはという限りにおいては結晶していない、ただの二酸化珪素（けいそ）の硝子（しょうし）細粒（さいりゅう）を組成（そせい）の主とする表面張力的二分球（カボション）地殻（ちかく）——非晶質（アモルファス）ではないか。

　———宇宙金輪際に映る溢液（いつえき）王冠（おうかん）の葉露（はつゆ）。

　しかしながら、小宇宙の地碧洲（ヂ・アオス）人にとっての大宇宙的存在であるところのΦ地碧洲（ヂ・アオス）Φが、完全結晶せずに、逆さ扇（おうぎ）だか金字塔（ピラミッド）側面だかと同じくして末広がりの密度勾配を有するのは、かえって好都合だった。

　———容器内要素の過疎過蜜（🍯）。

　例えば、権威の白衣に包（くる）まる生物学者（冬の朝に毛布を脱せぬ者！）が、petroleum（プラスティック）な平透輪皿（シャーレ）内の微生物混濁液を、硝子（ガラス）スポイトで搾取（さくしゅ）する時みたく、任意の二（に）領域から無作為に成分抽出し比較分析すれば、幾分（いくぶん）かの密度差を示す。

　この密度差、相当規模に生ずれば、当然波乱（うごき）が生まれる。

　💫金属塩類——血中Na《鈉（ネイトリウム）》 と細胞内K《鉀（コウリウム）》の番（つがい）と——が浸透圧（しんとうあつ）の循環、金輪（こんりん）。

　🌊揚水（ようすい）降雨と山谷（さんこく）勾配（こうばい）とが河流（かりゅう）海流の循環（じゅんかん）、水輪（すいりん）。

　🌪️高低気圧、大気遷移（せんい）、風輪（ふうりん）。

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　無限量（スカラ）、元（もと）い、無限量向（ベクトル）の螺旋（らせん）状放射波線（はせん）が、筵（むしろ）——世界情勢🌀演劇舞台——を巻く。

　燃🔥え🟥る🟥よ🟥う🟥な🟥情🟥熱🟥の🟥暴🟥走🟥は🟥、🟧時🟨に🟩、🟦全🟦体🟦冷🟦凍（ぜったいれいど）🟦の🧊氷❄️雪🟦の🟦沈🟦黙🟦の🟦方🟦角🟦へ🟦と🟦反🟦転🟦す🟦る🟦。

　渇（かわ）きは野望溢（あふ）れる覇道（はどう）を‼︎

　潤（うるお）いは怠惰（たいだ）極まる王道を¡¡

　時計右旋回（クロックワイズ）、

　　　⌛️

　半時計左旋回（カウンタークロックワイズ）。

　(((Θ)))陰電子、

　陽電子(((田)))。

　すなわち、世界は、創（つく）りようによっては、もっと、冷めていたかもしれない、のである。

　よって万物の母なる女神（仮）に、愛と許しと赦しと感謝と謝罪と———全て———を常に捧げる。

　　　🌈.　　🌈.　　🌈.

　　　🪭　　🪭　　🪭

　　　🛜　　🛜　　🛜

　　　🔻　　🔻　　🔻

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　蜜（8）度勾配は、天上が薄く、地下が厚い。

　天上の白⬜️🟪🟦🟩🫀🟨🟧🟥⬛️黒き地下、上下の密度勾配の無限連続階調（グラデーション）において、万物は己の身の波長（たけ）に合う帯（おび）で、安定しようとする。

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　軽快なるヘリウム風船は青藍（インジゴ）の天蓋（てんがい）へ

　鈍重（どんじゅう）なる豪奢（チタニック）客船は闇黒（あんこく）の海底へ

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（憶測：『gravity』の邦題が『ゼ（・）ロ（・）・グラヴィティ』となるのはそう言うことか？？）

　この蜜（∞）度勾配は、均（なら）してはな（・）ら（・）ない。

　もし、世界を徹底撹拌（かくはん）して均一化してしまえば、世界は0（・）Kに。

　それは無論OK（オウケイ）ではなく、ゼロケルビン、である。

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