第28話 王都での協力者と謎の魔力波・リードの巻き込み大作戦編
王都の宴も一段落した翌日、リードは再び城内へ呼び出された。今度の任務は、謎の魔力波動を調査し制御すること。しかも、協力者として先日登場した才媛セリーナも同行することになった。
「リード殿、今日の任務は少し厄介かもしれません」
セリーナは杖を軽く握りながら、城内の地図を広げる。
「……まあ、俺にとっては日常の範囲内だな」
リードは肩をすくめ、ミリィも肩越しに小さくため息をつく。
城内を進むと、魔力波が城の中庭や廊下に散発的に出現していた。小型魔物が飛び回り、装飾品が宙に浮く。
「……やれやれ、今日も平穏は短いな」
リードは杖を振り、魔力波を吸収・安定化させる。小型魔物は大人しくなり、装飾品も元通りに戻る。
しかし、魔力波の発生源は城内の奥深くにあり、途中で協力者たちの魔法や策略と微妙に干渉してしまう。セリーナはリードの膨大な魔力を巧みに補助しつつ、魔力の流れをコントロールする。
「リード殿、ここは慎重に……!」
「……了解、少しだけ派手にしてみるか」
リードが杖を振ると、魔力波が渦を巻き、光と風のショーのように城内を覆う。協力者たちは驚きつつも、リードの手際の良さに感心する。
その最中、突然小型の魔力渦が暴走し、城内の装飾品や書類が再び宙に浮く。リードは軽く杖を振り、渦を吸収しながら、セリーナと協力して安定化させる。
「……やっぱり、俺のスローライフは城内では無理だな」
ミリィは肩越しに笑う。
「でもリードさん、こうして協力者と騒動を収めるのも少し楽しいですよね」
「……少しだけな」
こうして謎の魔力波動は一応収束する。しかし、城内のあちこちに小さな魔力の余波が残っており、リードの平穏はまだまだ脅かされたままだった。
「……今日もまた、静かな畑の時間は遠いな」
リードは杖を握り直し、微笑を浮かべながら、次のドタバタに備えるのだった。
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