学校一の美少女は、俺の配信のガチ勢らしい。〜でも教室では「陰キャ」と見下してくるのに、毎晩スパチャで愛を囁くのはなんで？〜

俺に毎晩「大好き」と囁いてくる女がいる。
五万円を添えて。

——その正体が、クラスで俺を「陰キャ」と蔑む美少女だと知ったのは、一ヶ月前のことだった。

学校では地味な男子高校生。
でも夜になれば、登録者8万人のゲーム配信者『まふゆん』。

俺の一番熱心なリスナー『白雪』は、学年一の美少女・氷室凛花。
彼女は知らない。
毎晩スパチャを投げて「大好き」と囁いている相手が、隣の席の俺だということを。

教室では氷の仮面、画面越しにはとろける笑顔。
その秘密を知っているのは、俺だけ——。

塩対応美少女×陰キャ配信者の、甘くてもどかしいラブコメディ。