本屋から出た一人の男性。しかし、外は大雨が降っています。止む気配はありません。 傘を持って来ていなかった男性の視線の先に会ったのは店頭の傘立て。 体の大きい彼は傘立てから一番大きな黒い傘を借りることにするのですが……。 自宅まで豪雨のような雨の中を歩く男性ですが、雨水は彼の膝近くまで上がってきてしまいます。 重量のある傘を持っているため、腕にも痛みが出てきたので持ち手を変えようとするのですが、その時遂に異変が起こります。 雨の日に人様の傘を借りることが恐ろしくなるかも。 ぜひご一読を!
その傘も、あるいはその雨も、一つの怨念めいた何かだったのやもしれません。男は本屋から家に帰るときに、激しい雨にあってしまいました。しかし傘を持たぬ男。悪いと思いながらも、他人の傘を奪う決断をいたします。男の体は大きいので、大きい傘を拝借し、家に帰る頃には道路は雨で川のようになっておりました。そして、嫌に重たい傘に、見上げると傘の内側には…… ……某掲示板の禍話に通じる部分もあれば、オールドスタイルなホラーの要素もあり、ちゃんとゾワワできます。ご一読を。