スーパーサンタと光速トナカイ

陽麻

スーパーサンタと光速トナカイ

 やあ。みんなはサンタクロースがどこから来るか、知っているかい?

 とおいとおい、フィンランドという雪の国からやってくるのさ。

 今日は年に一度のクリスマスじゃから、わしの出番なのだ。

 ん? 普段はは何をしているのかって? それはみんなに渡すプレゼントを作っているのさ。


 さあ、出発だ。


 トナカイ2頭にソリを引かせて。


「やあ、トナカイくん、久しぶり。今年もいっちょ派手にやろうか」


 わしは、トナカイ二頭にエネルギーチャージしていく。

 ぶどうのワインを飲ませて。

 ちなみにこのワインは、よい子が育てたぶどうだった。


 トナカイの鼻が赤く染まってくる。


「サンタさん、エネルギー充填完了! 助走から離陸いたします!」


 トナカイは全速力で雪原を走り始め、その勢いでソリは地面を離れて夕方の空に舞い上がる。


「もっと、もっと、はやくだ! 第二エネルギーチャージ!」


 わしはトナカイ2頭にリンゴを放る。それを食べたトナカイ2頭は光速の速さで空を駆け抜けていく。

 わしはポイポイポイとよい子にプレゼントを配りながら。

 ちなみに、このリンゴは、サンタクロースのためによい子が育てた真っ赤なリンゴだ。


 光速で走るトナカイ2頭に引かれながら、ソリは空を目に見えない速度で走る。

 だから、サンタクロースのソリは見えんのじゃ。


 ポイポイポイ、とわしが一年かけて作ったプレゼントをよい子に届けていく。

 全世界だから、超光速の速さでね。


 次は日本に行くぞ!


 わしは、最後のエネルギー、甘い卵焼きをトナカイ2頭にあたえる。

 トナカイ達は目まで赤くなって、夜空をぶっ飛ばして走る。


 甘い卵焼きは、よい子が作った卵焼きだ。


 さあ、プレゼントを届けに来たぞ!


 ん? 自分はよい子じゃないって? 

 まあ、誰しもそんなもんだ。

 もしも、わしがプレゼントをわたし忘れてしまったら、わしが悪いのさ。

 サンタクロースだってこんななんだから、気にするな。


 君は悪くない。


 さあ、クリスマスが始まるよ!


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スーパーサンタと光速トナカイ 陽麻 @rupinasu-rarara

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