透き通った刃のような

もこもこの毛布に包まれたような、柔らかな文体に覆われながら、描く現実は圧倒的。さながらどこまでも透き通った氷の刃のような文章。名作の条件を再読に耐える文というのなら、間違いなく本作は名作である。