切り抜き写真たち
曇り消しカリジクト
夕凪
傾いた太陽の煌めきをすべて吸収せんと佇む砂塵色の空が、その濃淡を強くしながらビルの彼方へ消えていく。暖色の安全地帯へと逃げゆく人々に追い抜かれながら眺めたその景色には、冷徹な都市が取りこぼした暖かみがあった。
切り抜き写真たち 曇り消しカリジクト @Digital335
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。切り抜き写真たちの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます