第6話 12月31日 始動・完了
気づくとあっという間に2日が過ぎ
今日は12月31日。冬休みも半分終わる。
静かな朝だ。
両親は挨拶まわりだと家を出ている。
またニャンコと2人だ。
まあ、いつものことだ。
テーブルののパンをくわえ、
自分の部屋に戻る。
友のニャンコはまだ俺様のベットで丸くなっている。ニャンコの頭をなでる。
ニャンコが「おい。まだ眠いんだ起こすな。」
「そうか。わるかったな。」
ニャンコは俺様の布団にまた頭から潜り込む。
俺様は机のPCに向かった。画面を立ち上げる。
いつものトップ画面のはずが。
「う~ん?なんだこれは。」
画面に横の波線が続く。
なんだ。故障でもしたか。WEBの接続が悪いのか?
エンターキーをパタパタ何度も押した。
返答無し。画面の波線は消えない。
「仕方ない。強制終了だ。」
「待て。」
「?」
PC内から声。
画面は波線のまま。しかしも顔が見える。
「俺様?」
「そうだ。しかし違うぞ。
俺様は地球にはいない。」
「どこにいるんだ?」
「お前が眺めていた宇宙。
シリアス星にいる。」
「またまた。そんな冗談はよしてくれ。
このPCだって家のWEB回線に接続されて
つながっている。
宇宙にまで家の回線が
届くはずがないだろう。」
「お前はシリウス星人になりたいと宇宙の星。天体観測をしていたんじゃないか?
それにこたえて俺様はお前のPCにこうして
やってきてやったのに。
まあ、迎えに来たってとこかな。」
「俺様を迎えに?」
「そうだ。お前はシリアス星人になりたいと
願ったんだろ。
それにお前の性格はシリウス星人だ。
現実主義の合理派で無駄を嫌う。」
「そうだ。じゃあ。迷うな。行くぞ。」
俺様はこの短い時間の間に俺様の脳内をフル回転させた。
『これは、現実か?』
確かにシリウス星人になりたいと願ったが
地球をこの生活を高校生というポジションを
手放すのか。
その価値があるのか。
俺様、考えろ。今すぐに答えを出せ。
PC内の俺様が「今、お前は脳内で
『俺様、考えろ。今すぐに答えを出せ。』って考えただろう。
お前の考えはすぐわかる。お前はまだ未熟。
未発展途中だ。
もちろん今すぐ答えを出して、シリウスA星に来てもいいぞ。
それか、お前がこの地球でやりたいことを
やった後。地球を脱出したくなった時でも
いいぞ。
俺様たちシリウスA星はお前と、お前の後ろにいるニャンコをいつでも歓迎する。」
「どうして。そこまで俺様にしてくれるんだ。」
「それはお前がシリウス星人になりたいと望んだからだ。
お前たち地球人が宇宙の星を眺めるのと同時に
宇宙の星からもお前達地球人のことは丸見えだ。
特に俺様の星、シリウス星人はその願う、
地球人の心まで見える。」
「そうなのか?」
「そうだ。地球に8.6光年、一番近い星だからな。」
俺様は少し意地悪をした。エンターキーを
「パタパタ。」また叩いた。
波線の中の俺様は消えない。
「本物か。」
「そうだ。それにまあ、信じないかもしれないが、地球上のWEBの電子データは大気圏を越えて宇宙に放射されている。
どの星にも放射されたデーターは
無秩序に公開されているのさ。
科学の進化が化石状態で進化していないのは
地球だけだぞ。」
「そうなのか。科学、宇宙の科学を極めたければ俺様のシリアスA星に来い。」
「そうだな。たぶん、PC内で交信している
お前は本物だろう。
しかし、俺様はもうしばらく化石的に進化していない地球でもう少し、もがくよ。
もちろん性格はシリウス星人としてな。」
「そうか。気が変われば、いつでも言ってくれ。夜空のシリウス星に願いを。
心配するな。俺様たちシリウス星人はお前ら
地球人を見捨てない。
隣人の星だから。」
「そうなのか。それと一つ教えて欲しいことがある。シリウスB星はなぜ、
爆発して白色矮星となったんだ。」
「いい質問だ。お前らの星の願いを聞き過ぎて電子データーが爆発した。それだけだ。」
「じゃあ、お前らのシリアスA星もそうなるのか?」
「これは驚いたな。俺様たちの星、シリアス星を心配をしてくれるとは。
大丈夫だ。爆発はそうだな地球時間で18億年ぐらい先かな。
シリウス星Aはエネルギ量をかなり放出している。
星の存在を示すためには強大なエネルギーは
必要だ。
平たく言うとシリアス星人は見栄っ張りなのかもしれないな。」
「そうなのか。現実主義の合理派。無駄を嫌う。そして見栄っ張りか。なんだかおもしろいな。」
「そうか。じゃあ、来るか。今夜12月31日。地球の時間線が変わる。ワープするのにタイミングは悪くないぞ。」
「行ってみたいが今はいいや。シリウス星人としてもう少し、友のニャンコと生きてみるさ。」
「そうか。じゃあな。」
「じゃあ、またな。」俺様のPCの波線の中の画像の俺様が消えた。
俺様は友のニャンコを抱きかかえた。
「ニャンコ。今夜晴れるかな。星でも眺めようか。」
「そうだニャン。」
シリウス星人に変身 京極道真 @mmmmm11111
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