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  • 鴻野というキャラクターの「異質さ」が、システム部という新しい環境に移ることでより鮮明に浮き彫りになっていく構成が非常に巧みです。「出来てます」「議事録担当しましょうか」

    この一連の流れが、本来は「仕事ができる人」の理想形なのに、周囲にとっては「自分の役割や存在意義を奪う脅威」として映る描写が非常にリアルです。日本の組織特有の「過剰な有能さへの拒絶反応」がよく描かれています。

    作者からの返信

    ありがとうございます!
    鴻野の「出来てしまう」振る舞いが、環境によってどう意味を変えていくかは、意識して配置してみました。
    理想とされがちな有能さが、必ずしも歓迎されない場面として受け取ってもらえたのは嬉しいです!

  • 非常に引き込まれる導入部ですね!
    「評価制度」という、ビジネスパーソンにとって身近で、かつ残酷なテーマを鮮やかに切り取られていると感じました。

    「──人は何年耐える設計なんやろ。」
    このフレーズが強烈です。システム(数字)の設計と、生物(人間)の設計が乖離していることを示す、非常に鋭い問いかけで締められていて、続きが読みたくなりました。

    作者からの返信

    南賀さん!!
    深いところまで拾っていただいてありがとうございます。
    この話は、答えを出すより「引っかかり」を持ち帰ってもらえたら、という意図で書いていました。
    そう読んでもらえたなら、とても嬉しいです、、!!

  • 業務量と評価は、必ずしも比例しない。評価制度というのは本当に難しいですね。

    制度もハラスメントも問題ない。数字として結果が出ている。だから問題ない。
    でもそれでは縁の下の力持ちとして頑張ってる人が救われない。

    人は消耗品じゃないんだぞと会社に言及してやりたいですね。

    作者からの返信

    よししさん!
    読んでくださってありがとうございます。
    「数字は正しい」という前提の怖さを書きたかったので、その点を汲み取ってもらえて救われました。

    “社畜”というワードで思いついて書いてみました笑