「普通を求める少女」

ふかてい

第1話

「普通とは何か何なのかそれはわからない

ただ自分自身で持っていればいいものである」


白百合花憐は特別だ。名家白百合の跡取りであり天才であり成績優秀、文武両道、才色兼備、見た人すべてを魅了する人間だ。まるでクレオパトラのようである。

ただそんな彼女にも悩みがある

それは、「普通」だ。

彼女には普通がわからない。

親からも先生からも友達からも「特別」として扱われる。

何をやっても完璧にできるからだ。

だから誰もが言う普通がわからない。

友達に聞いた。

「普通はプラスもマイナスもないことだよ」

と言われた。

プラスとは何かマイナスとは何か彼女にはわからなかった。

天才でもわからないことはある。

本を読んでもわからない普通が分からない。

ただ一つだけ見つけたことがある。それは

個人個人で普通を持っているということだ。

自分自身の普通をみんな持っている。

でも彼女にはそれがなかった。

彼女は普通を求めている。

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「普通を求める少女」 ふかてい @fukatei

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