登場人物紹介
登場人物紹介
『隣国に嫁ぐ公爵令嬢、侵略の口実を逆手に取る』
主人公
◆ リディア・フォン・エルツハイム
年齢:19歳
立場:エルツハイム公爵家長女/政略結婚の花嫁
性格・資質
・感情を爆発させない冷静さ
・条約・記録・数字を「武器」として扱える理性
・自分が犠牲にされる構図を、正確に理解している
・優しいが、甘くはない
物語での役割
・「花嫁」という弱い立場を逆手に取り、合法的に隣国へ侵入
・侵略を“戦争”ではなく“違反行為”として解体する存在
・ざまぁ担当だが、剣も魔法も使わない
・最後まで「怒鳴らない」「泣き叫ばない」女主人公
象徴
・書類
・封蝋
・静かな声
公爵家
◆ エルツハイム公爵
年齢:46歳
立場:王国屈指の大貴族/リディアの父
性格
・誇り高く、娘を愛している
・だが「国家の決定」に逆らえない現実主義者
・自分の沈黙が娘を戦場へ送ったことを、後に深く悔いる
物語での役割
・リディアが「捨て駒にされる現実」を体現する存在
・後半、娘の覚悟に救われる立場へ逆転していく
◆ マルタ・フォン・エルツハイム
年齢:44歳
立場:公爵夫人/リディアの母
性格
・感情表現は控えめだが、内面は激しい
・「女が差し出される政治」に慣れすぎている
・娘の聡さが、誇りであり恐怖でもある
物語での役割
・リディアに「泣いていい場所」を与える唯一の存在
・嫁入り前夜の会話が、物語の感情的支柱になる
自国側(政治)
◆ 国王アレクシス
年齢:50代
立場:王国の君主
性格
・国家第一
・情より安定を取る
・リディアを「有能な駒」として評価している
物語での役割
・「女を差し出せば平和が保てる」と信じる側の象徴
・後半、リディアの成果を見て態度を変えるが、完全な味方にはならない
◆ 宰相グラウス
年齢:60代
立場:王国宰相
性格
・冷酷
・外交を“数字と犠牲”でしか見ない
・リディアの洞察を最初から警戒している
物語での役割
・序盤の圧力担当
・「女が政治に口を出すな」という無言の敵意
・終盤でざまぁの対象になるか、保身に走るかは展開次第
隣国ヴァルディア王国
◆ 第二王子 ユリウス・ヴァルディア
年齢:22歳
立場:名目上の婚約者/王子
性格
・教養はあるが、政治的主体性が弱い
・「戦争を起こすつもりはなかった」と本気で思っている
・自分が利用されていることに、途中で気づく
物語での役割
・敵か味方か揺れ続ける存在
・リディアにとっては「交渉窓口」
・恋愛要素を入れるなら、最も苦い関係になる相手
◆ 宰相カレル・ヴァルディア
年齢:50代
立場:隣国の実権者
性格
・野心家
・婚姻を侵略の正当化装置として使う
・女と条約を軽視している
物語での役割
・明確なざまぁ対象
・「難癖」「偽造証拠」「被害者面」を操る張本人
・リディアに最も嫌われている男
嫁入り随行員(リディアの切り札)
◆ ヘンリク
職:会計官
性格:無口/数字に忠実
→ 隣国の財政破綻を見抜く
◆ イレーネ
職:医師
性格:冷静/現実主義
→ 兵士・民衆の実情を把握し、戦争継続不能を証明
◆ ローデリヒ
職:土木技師
性格:頑固/正義感が強い
→ 国境・補給路の弱点を把握
◆ サムエル
職:商人
性格:飄々としているが情報通
→ 情報と物流の要
テーマ的存在
◆ 「花嫁」という立場
人格はないが、最大の敵
・守られるべき存在
・政治に口を出さない存在
・犠牲にしても許される存在
リディアは、
この役割そのものを破壊するために嫁ぐ。
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